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No.20133 スターリングシルバー ロケット with ブリティッシュ シルバーホールマーク
楕円の長径 4.3cm、短径 3.4cm、厚さ 6mm、重さ 15g、1978年 シェフィールド アセイオフィス、一万六千円

素材の銀が厚めなので、15グラムと持ちはかりがあり、しっかり出来ています。 コンディションもよろしくて、おそらくあまり使われることなく現在に至っているものでしょう。

ロケットにもいろいろありますが、長径 4.3cm * 短径 3.4cm、大きめな写真を収納されたい方にお薦めです。 

ブリティッシュ シルバーホールマークが刻印されており、正統派の銀であることはポイントです。

手彫りのエングレービングは丁寧かつ精巧な仕上がりで、かなり綺麗と思います。 古い品ではありますが、コンディションの良好な銀のロケットであることもよいでしょう。

手仕事の彫刻は植物文様とウェーブパターンの融合で、基本デザインは深めな彫り、背景部分はシェードを付けた微細な彫刻となっています。 波模様デザインのウェーブパターンは、Continuation(続いていくこと)やEternity(永遠)を象徴するクリスチャンモチーフです。

ヴィクトリアンやエドワーディアンが多い英吉利物屋の扱い品としては、比較的近年の銀になりますが、それでも半世紀に近い年月が経っております。これまでも大切に扱われてきたようですが、こうして半世紀が経ち、一世紀が経っていくのだろうなと見ております。

裏面には四つのブリティッシュ ホールマークがしっかり深く刻印されているのも、この品のよい特徴です。 写真二番目に見えるホールマークは順にメーカーズマーク、シェフィールド アセイオフィスのローズマーク、スターリングシルバーを示すライオンパサント、そして1978年のデートレターになります。

ライオンパサント(=横歩きライオンの刻印)は、英国製スターリングシルバーの銀純度を保証するマークになり、重要な刻印です。 ライオンパサントの歴史について少し解説しておきましょう。 

横歩きライオンのマークが初めて導入されたのは今から500年ほど前の1544年のことになります。 これは当時テューダー朝のヘンリー八世が行った低品位銀貨の鋳造と関係があります。 歴史上どこの国でも財政が逼迫してくると、悪貨を鋳造することがひろく行われてきました。 日本の江戸時代にも同じようなことがあったと思います。 

銀貨と銀器がほぼ同等な価値を持っていた昔の時代にあっては、お上の定める低品位銀貨の価値でもって、高品位な銀器と交換されてしまっては、損してしまうことになります。 そこでその銀器が92.5%の銀純度であることを保証するマークとして、ライオンパサントが導入されたわけです。 

歴史や伝統に格別なこだわりを持つイギリス人は、ライオンパサント(=横歩きライオンの刻印)にも特別な愛着があって、五百年の長きにわたって、この刻印を使い続けて今日に到っております。

スターリングシルバー ロケッ with ブリティッシュ ホールマーク







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