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スターリングシルバー グッドラック(Good Luck) ホースシュー & ペンダントヘッド


銀の歴史に関心があり、その一環として気になるのですが、イギリスではある時期に特定の銀製品が流行することがあったようで興味を惹かれます。 1900年前後の銀ボタン1930年代から十年ほどの銀グッドラックホースシュー、そして1970年代後半から十年ほどの銀インゴット型ペンダントヘッド。 銀関連の豆知ッになりましょうか。

お客様との遣り取りで、アンティークが見つかる頻度について考えてみる機会がありました。 ご希望をいただいて探せば、年にいくつか見つかるのではという品もありますが、まず見つかりそうにないアンティークも世の中にはあります。

この違いは過汲ノ作られた品物の数量によることは明らかなのですが、それと同じくらいか、あるいはもっと大きな要因として、その品が大切に扱われて今日にまで残りやすい何らかの理由があるかどうかということも重要です。

例えば、英国のいくつかのシルバースミスが今から七十年ほど前の1930年代から40年代にかけて、小さな純銀ホースシュー アクセサリーを作っていました。 イギリスではホースシューには魔除けとグッドラックをもたらす効果があるとされ人々に好まれます。 

オ十年前の小さなアクセサリーが今日でも見つかるということは、vえば不v議なことなのですが、ホースシューは後世に残りやすい歴史的背景を持ったアンティークでもあるのです。 過汲ノ作られた数量と、ホースシューが持つよい意味合いというバランスの上に、ホースシューが見つかる頻度が決まってくると考えられます。

初めて銀のホースシューを探した時には、アンティークを扱う知り合いに声をかけたのですが、條ヤがかかりました。 ところがその時に相談した方たちから今でも、「あなたが探していたホースシューが入ったよ。」という知らせが時々あります。 こうしたネットワークのお陰もあって、スターリングシルバーのホースシューを、これまで年に三つほどは見つけられてきたと思います。 

「ホースシューはグッドラックものだから、見つけた時には手に入れて、キープしてきた。 見つかる頻度は年に一つか二つかな。」 とのこと。 何人かのコレクターの経験をまとめてみると、普通に探して年に一つか二つというのが、このホースシューを見つけ出すレートではないかと推測できます。 

それでは、なぜホースシューが好まれるようになったのか。 ヴィクトリア梠繧ノ書かれた 『The Horse Shoe, The True Legend of St. Dunstan and The Devil』 という書物には、ホースシューにまつわる伝説が書かれています。 その概要をご紹介してみましょう。

後にカンタベリー大司教になったセント・ダンスタンは、ハープを弾くのが上手で鍛冶屋の仕魔烽アなす器用な人でした。 ダンスタンが夜にハープを奏でていると、デビルがやって来て邪魔をするようになりました。 デビルの悪戯に困ったダンスタンは一計を案じて、蹄鉄を取替えに来たデビルの蹄足にホースシューの留め釘を深く打ち込んだのでした。 

痛がるデビルにダンスタンはこう言います。 「これからは礼拝の邪魔をしないこと、音楽を奏でる邪魔をしないこと、そしてホースシューを掲げた家には寄り付かないこと。 これを守るなら直して進ぜよう。」 デビルはダンスタンと契約をかわし、以降はホースシューが魔除けの役割を果たすようになり、さらには Good Luck をもたらすお守りとされるようになったのでした。


陜ちの品はシルバーアクセサリー コーナーに移しました。






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