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No. 20177 方位磁針として機能する Good Luck ホースシュー ペンダントヘッド
ホースシューの横幅 2.0cm、縦 2.25 cm、最大厚み 5mm、留め具円環は銀製、一万四千円(写真1で一緒に見える方位磁針は付属しておりません。)
鉄製ホースシューに銀円環が付いてます。ホースシューには磁力があって、二つのアームの先がS極とN極になっています。例えば、シャープペンの芯先で釣り合いを保ってやると、北の方角を示しくれます。Good
Luck ホースシューのペンダントヘッドであると同時に、方位磁針としても働いてくれる優れものです。
今は北を指すアームに青いシールが貼ってあります。目印が必要な方は、ペンキ等でマークを付けてください。
お客様から教えていただいた、いいお話がありましたので、ご紹介させていただきます。
『米映画「依頼人(THE
CLIENT)」の放送を見たためです。少年がポケットにあった1ドルで女弁護士を雇う話です。それが映画の中で、女性弁護士が「あなたが幸せの道を間違えないように」(こんな感じのセリフでした)と、少年に祖母からもらったというコンパスネックレスをかけてあげるシーンがあったのです。このコンパスネックレス自体は、シルバーの三角形(△)の真ん中に小さいコンパスが付いているだけという地味なデザインだったのですが、昔からそういう意味でコンパスネックレスがあるのかと思ったら、ちょっと気になってしまいました。』
ホースシューはイギリスではグッドラックの意味があって人々に好まれます。 縁起のよさが好まれ、パブの看板に蹄鉄三つが描かれて、写真四番目のような「Three
Horseshoes」なんていう名前のパブもありますので、「ホースシュー=幸運」の図式はイギリス人の暮らしに深く根ざしていることが分かります。
シャーロック・ホームズの『白銀号事件』を読んでいましたら、ホームズの「I
think that I shall put this horseshoe into
my pocket for
luck.(このホースシューは幸運があるように、私が貰っておきましょう。)」という台詞に出会いました。 この探偵小説は1892年12月に発表されていますので、少なくともヴィクトリアンの頃には、「ホースシュー=グッドラック(幸運)」の連想があったことが分かります。 シャーロック・ホームズ シリーズには、アンティークなヴィクトリアンの暮らし向きが読み取れる場面が豊富なので、注意して読むと面白いようです。
それでは、なぜホースシューが好まれるようになったのか。 ヴィクトリア時代に書かれた
『The Horse Shoe, The True Legend of St.
Dunstan and The Devil』 という書物には、ホースシューにまつわる伝説が書かれています。 その概要をご紹介してみましょう。
後にカンタベリー大司教になったセント・ダンスタンは、ハープを弾くのが上手で鍛冶屋の仕事もこなす器用な人でした。 ダンスタンが夜にハープを奏でていると、デビルがやって来て邪魔をするようになりました。 デビルの悪戯に困ったダンスタンは一計を案じて、蹄鉄を取替えに来たデビルの蹄足にホースシューの留め釘を深く打ち込んだのでした。
痛がるデビルにダンスタンはこう言います。 「これからは礼拝の邪魔をしないこと、音楽を奏でる邪魔をしないこと、そしてホースシューを掲げた家には寄り付かないこと。 これを守るなら直して進ぜよう。」 デビルはダンスタンと契約をかわし、以降はホースシューが魔除けの役割を果たすようになり、さらには
Good Luck をもたらすお守りとされるようになったのでした。
裏面の様子
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