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No. 18350 ヴィクトリアン シェイクスピア シリーズ 『リチャード二世』 アーツ・アンド・クラフツ 布張り装丁 チズウィック・ プレス
縦 15.4cm、横 10.4cm、厚さ 1.1cm、122ページ、重さ 159g、1900年 George Bell & Sons ロンドン、Chiswick Press 印刷、一万四千円

イギリスの劇作家シェイクスピアの歴史劇 『リチャード二世』 のヴィクトリアン アンティーク本になります。 『リチャード二世』から、『ヘンリーl世 一部、二部』、そして『ヘンリー五世』へと続いていく、シェイクスピア歴史劇の連作ものは、中世のイギリスが概観できて人気があります。 日本jでいうと、織田信長から豊臣秀吉、そして徳川家康につながっていく時代が、日本人なら多くの人になじみがある人気の歴史梠繧ナあるような感じなのかなと、vって見ております。

日本の文庫本サイズですが、ハードカバーの布張り装丁本で、たいへん格調高いアンティーク本と感じます。 扉を開いてみると、ハ真O番目の下方に見えるように、『London George Bell & Sons 1900』とあります。 このシェイクスピア シリーズは、ヴィクトリアン終り頃からエドワーディアン頃にかけて、順に出版されましたが、この本はヴィクトリア梠繧フ終り頃にあたる1900年に出たものと分かります。 百年以上前の本ですが、コンディション良好で、闌ウにおいて眺めていても満足です。

このシリーズ書籍は夏目漱石と大いに関係ありと、рヘ考えております。 ロンドン留学中に英文学書籍を買い集めていた漱石が、書店で見て手にして、おそらくは求めて日本に持ち帰った一冊だろうと推理しています。 詳しくは以下をご覧ください。

45. 漱石の英国留学、チズウィック・プレス アーツ・アンド・クラフツ装丁 ヴィクトリアン シェイクスピア本、そしr゙@虚集(ようきょ集)

モスグリーンの布張り装丁には、アーツ・アンド・クラフツのチューリップ & フォーリッジ インターレーシング パターンe畉麗です。 印刷元のチズウィック・プレスは、ウィリアム・モリスの初期デザインを世に知らしめたことで名を成して、イギリスにおける印刷の歴史に大きな足跡を残しました。 

また、挿絵を描いている Byam Shaw はヴィクトリアン後期からエドワーディアンの頃に活躍したラファエル前派からつらなる画家で、シェイクスピアの挿絵画家としても人気がありました。 1910年には Byam Shaw School of Arts を創立しています。 現在ではこのアート・スクールは芸術分野において世界でも有数なCentral Saint Martins の一部になっています。

本文および用語解説の本体部は122ページありますが、それ以外に巻頭部には挿絵とイントロダクションが十ページほどあって、その後に登場人物説明、そして本文にあたる第一幕が始まっていきます。 

ハ真l番目は第一幕の始まり部分で、合計五幕構成の各幕nめにはそれぞれに違っていて楽しめるちょっとした挿絵があります。 その他に写真五、六、オ番目のような大きな挿絵が合計六ページあるのも嬉しいところです。 

さらにその後に続いているのが、「Glossary and Notes」の巻末用語解説で、八ページあって昔の用語について参考になります。 

英国BBC製作テレビシリーズの一つである『リチャード二世』 を手助けにして、ヴィクトリアン アンティーク本を読んでみるのも面白いと思います。 ユーチューブにアップされているので、闌yに利用可能です。 百年以上の古さを持ったアンティークなテキストは、ちょっと立派過ぎるかも知れませんが、英語シェイクスピアの鑑賞&学習、まずは形から入るやり方もありでしょう。 

シェイクスピア英語原典の読み方』の解説記魔烽イ参考ください。 

ヴィクトリアン シェイクスピア シリーズ 『リチャード二世』 アーツ・アンド・クラフツ 布張り装丁 チズウィック・ プレス



ヴィクトリアン シェイクスピア シリーズ 『リチャード二世』 アーツ・アンド・クラフツ 布張り装丁 チズウィック・ プレス









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