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No. 18157 エドワーディアン ウォーカー&ホール シルバープレート ティーポット
高さ 16.1cm、重さ 612g、底面直径 10.3cm、ハンドルの先から注ぎ口までの長さ 18.3cm、容量 1.5パイント(=855ml)、WALKER & HALL作、エドワーディアン 1904年作の英国製、九千八百円

WALKER & HALL製のシルバープレート ティー  ポットです。 『Crown Royal』 と刺繍された袋に入っておりましたので、そのまま付属させてお送りします。 今から百年以上前のエドワーディアン アンティークで、1904年に作られた品でありますが、大切に扱われてきたのだろうと想像しております。

写真六番目のように、ウォーカー&ホールのフラッグマークの下方には、メーカー名の「WALKER & HALL」や、産地を示す「SHEFFIELD」、そして「ENGLAND」の表示も見えます。

また、写真三番目に見えるように、側面にもウォーカー&ホールのメーカーズマークとフラッグマークが刻印されています。

写真六番目でフラッグマークの下に一つ刻印が見えますが、これがデートレターで1904年の作であることを示す刻印になります。 これはウォーカー&ホール独自のデートレター システムによっています。 シルバープレートの品においては、その大半が、もっと言えばおそらく99%以上の品では、製作年を特定することは出来ません。 ウォーカー&ホールの品であっても、デートレターのある場合と、ない場合があります。

そうした事情の中で、1904年作と特定できる写真のティー or コーヒー ポットは、アンティークとしてめったにない優れた特徴を有していると言えましょう。 

このティーポットを作ったシルバースミス「Walker & Hall」のメーカーズマークは、三角フラッグの中に「W&H」と書かれたマークで、とても特徴があるので、一度見ると忘れられないマークです。 印象的なのはメーカーズマークばかりではなく、この銀工房の歴史をたどってみると、歴史も長く、評価の高いシルバースミスであったことが分かります。

Walker & Hallは1845年にジョージ ウォーカーによって創業され、ヴィクトリアン、エドワーディアンの時代を通じて有望なメーカーに成長しました。第一次世界大戦を境に大英帝国の最盛期が過ぎると、多くのシルバースミスも衰退する運命をたどりましたが、ウォーカー&ホールは第二次大戦後までもずっと仕事を続け、その技術は高い評価を受けていたことから、1970年代に至ってマッピン&ウェッブに買収されました。

ポット本体の素材は厚めで質感があります。 ハンドル、蝶番、丸いつまみ、すべてしっかり出来たところも好ましく、お奨めできるポットです。 

熱さまし用の工夫もいろいろと施されていて、作りのよい品と感じます。 まずハンドルとボディーの接続部分は大きく抜けた構造です。 さらに、小さな熱さましの穴が上下にいくつもあって、デザイン的にもいい感じです。 

容量が1.5パイントを意識して作られているところなど、英国風を感じさせてくれるアンティークと思います。 また、閧ノしてみると頑丈に出来ていることが感じられて好ましく、このあたりも英国風なアンティークと言えましょう。

アンティーク ポット一般に言えることですが、イギリスのポットは大きくて重たい品が多く、そこへさらにティーが入るとなると、重くて持つのが大変です。 このポットは容量が約1.5パイントで、英国アンティーク ポットとしては中型サイズになりますが、日本の急須の感覚から言えばそれでも十分に大きいものです。

ティーやコーヒーがお好きな方でしたら、書斎の机にこのポットを置いて、仕事や勉強ををしながら毎日親しめる品というのはよいでしょう。 クォーリティーが高い上に、可愛らしくて、一人か二人で日常使いするにはちょうどよいアンティークポットと思います。

エドワーディアン ウォーカー&ホール シルバープレート ティーポット

エドワーディアン ウォーカー&ホール シルバープレート ティーポット









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