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No. 15676 ヴィクトリアン ボグオーク どんぐり ペンダントヘッド
直径 2.5cm、縦の長さ(留め具含む) 3.6cm、最大厚み 1.0cm、重さ 5g、二万三千円

ボグ オーク(Bog Oak)にハンド カービングが施してあります。 オークの葉っぱやエイコーン、そしてどんぐり帽子が二つ見えます。 この季節には、どんぐり集めに忙しいリスの姿をよく見かけますが、イギリスでは昔からどんぐりがおなじみのモチーフだったことが、このヴィクトリアン アンティークの背景にあります。

エイコーン(Acorn=どんぐり)は、古くはローマ時代にまで遡れるモチーフの一つで、ケルティックやスカンジナビアン アートにおいても、Life(生命)、Fecundity(豊かさ、生産力)、Immortality(永久になくならないこと)を表象するモチーフとして好まれてきました。 繁栄をシンボライズするクリスチャンモチーフとして、今日にも引き継がれています。

英語には、『Every oak must be an Acorn.(樫の大樹も元々はみなどんぐり)』という諺があって、一粒の小さなどんぐりで、樫の大木をシンボライズしているケースもしばしば見受けます。

繁栄を象徴する縁起物ペンダントヘッドとして作られたもので、ボグオークという素材が使われていることからみて、こういった素材が流行ったヴィクトリアン終り頃の作と思われます。 

「Bog Oak」というのは、イギリスのような比較的寒冷な土地の泥炭地に埋まったオークの古木で、木材素材としてはかなり硬いことが、彫刻素材に適していることもあって、古くから装飾品の素材として使われてきました。 オークの落ち着いた輝きはとても英国風で、オークをふんだんに使ったマナーハウスの優雅な雰囲気に通じるアンティークな素材です。

ボグ オーク素材を使ったアクセサリーは、その深い色合いからも想像がつくところですが、ジェッドと同じ系譜にあるアンティークになります。 寒冷な気候が生み出したイギリスならではの素材という点でも興味を惹かれますし、素材が堅く丈夫なので、普段使いしていく上ではむしろジェッドよりも安心感があります。 

英国で探しても品数はそれほど多くないアンティーク分野になりますが、このところ仕入れの際には気を付けているヴィクトリアーナです。

ヴィクトリアン ボグオーク どんぐり ペンダントヘッド




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