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アンティーク シルバー、シルバープレート ティーポット or コーヒーポット、ミルク 砂糖入れ


No. 18932 アール・デコ シルバープレート ティー or コーヒーポット
高さ 20.2cm、重さ 510g、ハンドルの長さ 11.5cm、1930年代の英国製、

直線的なアール・デコ デザインのシルバープレート ポットです。 底面や蓋の部分は正八角形、ボディー部分は八角錐を切ったフォルムで、注ぎ口になるスパウトも四角錐形状です。 グーッと伸びる木製ハンドルもユニークです。 テーブルに置いてみると圧倒的な存在感で、気に入りました。 

アール・デコ シルバープレート ティー or コーヒーポット


No.20044 マッピン&ウェッブ シルバープレート ティー or コーヒー ポット
蓋のつまみまでの高さ 19.0cm、注ぎ口先端からハンドルまでの長さ 17.2cm、ボディの最大直径 9.8cm、重さ 512g、容量 1.5 Pint(=855ml)、Mappin & Webb作

古い品ではありますが、とてもコンディションがよろしくて、綺麗なまま現在に至っているところが嬉しいマッピン&ウェブのポットです。

容量は1.5パイントですから、イギリスで言えば中型サイズのポットになりましょう。 

実際に使ってみて、ポットのお湯残量が多い時でも少ない時でも、すっきり気持ちよくお湯切れします。 ハンドルには指かけもありますので扱いやすく出来ています。

蓋のつまみは取り外しが出来ます。 時々のクリーニングが容易に出来ましょう。 ヒンジがしっかりした作りであるところも、メーカーのよさを表しているように思います。

写真四番目に見えるように、裏面には 「1 1/2 PINT」の表示があり、これは容量を示しておりますが、英国風な Pint 表示となっています。 1と1/2パイントですから、570ml*1.5=855mlです。 他に「MAPPIN & WEBB」のメーカー名や、「LONDON & SHEFFILD」の文字などが見えています。

アンティークのポット一般に言えることですが、大きくて重たい品が多く、そこへさらにティー or コーヒーが入るとなると、重くて持つのが大変です。 このポットの容量ですと、英国アンティーク ポットとしては小振りから中程度の大きさになりますが、日本の急須の感覚から言えばそれでも十分に大きく、一人か二人で日常使いするにはちょうどよいサイズと思います。 「大は小を兼ねる」ということでお一人用、あるいは普通にはお二人用としてお使いいただけるでしょう。

ティーやコーヒーがお好きな方なら、書斎の机にこのポットを置いて、仕事や勉強をしながら毎日親しめるアンティークはいいものです。 可愛らしいアンティークで、日常使いに欠かせないポットになろうかと思います。

この品を作ったメーカーである 「Mappin & Webb」の名前に惹かれたこともあって求めました。 このティーポットを作った「Mappin & Webb」は言わずと知れた有名メーカーですが、その歴史は興味深いので、少し振り返って見ておきましょう。

マッピン関連のアンティークを扱っていると、「Mappin & Webb」とよく似た名前の「Mappin Brothers」というシルバースミスに出会うことがあります。
「Mappin Brothers」は1810年にジョセフ マッピンが創業した工房で、彼には四人の後継ぎ息子がありました。四人は上から順にフレデリック、エドワード、チャールズ、そしてジョンで、年長の者から順番に父親の見習いを勤めて成長し、1850年頃には引退した父ジョセフに代わって、四兄弟が工房を支えていました。

ところが末っ子のジョンは、工房の運営をめぐって次第に兄たちと意見が合わなくなり、ついに1859年には「Mappin Brothers」を辞めて独立し、「Mappin & Co」という銀工房を立ち上げました。 以後しばらくの間、「Mappin Brothers」と「Mappin & Co」は「元祖マッピン家」を主張しあって争うことになります。

しかし最初のうちは「Mappin Brothers」の方が勢力があったこともあり、1863年には末っ子ジョンの「Mappin & Co」は「Mappin & Webb」に改名することとなりました。 Webbというのはジョンのパートナーであったジョージ ウェブの名から来ています。

「元祖マッピン家」問題では遅れをとったジョンでしたが、兄たちよりも商売センスがあったようです。 スターリングシルバー製品以外に、シルバープレートの普及品にも力を入れ、目新しい趣向を凝らした品や新鮮なデザインの品を次々と打ち出し、しかも宣伝上手だったのです。 ヴィクトリアン後期には当時の新興階級の間でもっとも受け入れられるメーカーに成長し、それ以降のさらなる飛躍に向けて磐石な基盤が整いました。

20世紀に入ってからの「Mappin & Webb」は、「Walker & Hall」や「Goldsmiths & Silversmiths Co」といったライバルの有名メーカーを次々にその傘下に収めて大きくなり、今日に至っています。 また、「Mappin Brothers」ですが、時代の波に乗り切れなかったのか、1902年には「Mappin & Webb」に吸収されてしまっています。 ただ、その頃には三人にお兄さん達はとっくの昔に引退しており、後を継いだエドワードの息子さんも引退して、マッピン家のゆかりはいなかったようです。 そうこう考えると、ジョージアンの創業で、ヴィクトリア時代に二つに分かれたマッピンが、エドワーディアンに入ってまた一つの鞘に戻れたことはよかったのかなとも思うのです。

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マッピン&ウェッブ シルバープレート ティー or コーヒー ポット


No. 20070 エルキントン シルバープレート ポット
高さ 19.0cm、重さ 540g、最大横幅 8.3cm、ハンドルの先から注ぎ口までの長さ 19.1cm、容量 1.25パイント=712ml、エルキントン作、SOLD

コンディション良好なエルキントン シルバープレート ポットです。 容量は目一杯で1.5パイント入りますが、少し余裕をみて1.25パイント=712mlあたりで使うのが適当でありましょう。

なんといっても、英国シルバープレート品にあって、エルキントンはビックネームなので、贔屓目もあるかも知れませんが、底面のメーカーズマークは格調高く、やはりシルバープレートの仕上がりもよいですし、メーカーのよさを感じます。 

写真五番目の底面で一番上に見えるのが、エルキントンのメーカーズマークです。 楯状刻印の中に「E & Co」とあって、これがエルキントンのメーカーズマークになります。 その下に見えるのが、「SILVER PLATED」の刻印です。 さらに「ENGLAND」の表示もあります。


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エルキントン シルバープレート ポット(英国 アンティーク シルバー 英吉利物屋)


No. 20052 スターリングシルバー ティーポット with ブリティッシュ シルバー ホールマーク
蓋のつまみまでの高さ 14.7cm、注ぎ口先端からハンドルまでの長さ 29.2cm、最大横幅 12.9cm、重さ 728g、容量 2パイント(1140ml)、1928年 シェフィールド、William Hutton & Sons Ltd作

しばらく使っているうちに作られてから百年が経過しようという古さは、銀のティーポットとして、やはり大きな魅力になりましょう。 コンディションも良好な状態で今日に至っており、お薦めできます。

サイズ的にはイギリスにおいては、この大きさがティーサービスとしては標準サイズになりますが、実際のところ、かなりの大きさと思います。 本体の重さが0.73kgあって、ティーをたっぷり入れると、全体で2kg近くになりますので、お茶をサーブするのもかなりの仕事になります。 

とは言うものの、これだけの銀の重さとなりますと、貴金属としての銀というところも意識され、一世紀ほど前に作られて今日に至るまで、財産としての銀という側面も好まれてきたのだろうと思って見ております。

容量は2パイントを意識して作られています。 目一杯で 1400ml 入りますが、2パイント(=1140ml)程度でお使いいただくのがよいでしょう。 サイドから見て、丸みを帯びたシェイプに、温かみと落ち着きを感じます。

普段に一人二人で使うとなると、ちょっと大き過ぎる感じもしますが、ティーパーティーでおもてなしするには、大勢でお茶が楽しめますし、豪華でよいでしょう。 いろいろとシルバーウェアを使っていくと、やはり一度は正統的なスターリングシルバーのティーポットが欲しくなるものでもあります。 これだけ大きい銀器ですから、銀を使っていく喜びは堪能できましょう。 また、ティーの季節になれば、ティーパーティーに限らずどんどん普段使いしても楽しいと思います。  お茶好きの方であれば、大は小を兼ねるとも言いますし、普段使いでシルバーティーポットとともに暮らしてみるのも、使い方の一つと思うのです。

木製ハンドルには指かけもありますので、使い勝手がよく、ポットのお湯残量が多い時でも少ない時でも、すっきり気持ちよくお湯切れします。 蓋のつまみは、お手入れする際には取り外しが可能に出来ています。 ポットの側面部分には、「William Hutton & Sons Ltd」のメーカーズマーク、シェフィールドの王冠マーク、スターリングシルバーを示すライオンパサント、そして1928年のデートレターと四つのブリティッシュ ホールマークがくっきり刻印されています。 また蓋の裏面にもライオンパサントとメーカーズマークの刻印があります。

作られたのは今から九十年近く前の1928年になります。 英国で「アンティーク」という言葉を厳密な意味で使うと、「百年以上の時を経た品」を指すことになります。 そんな訳で、英語で言うと「It will become an antique in ten years. (この品はあと十年でアンティークになります。)」という言い方をされることがあります。 アンティークコレクターにとっては、やはり百年という年月の経過は大きなメルクマールになりますので、このような会話がなされる機会も多いのです。 

この銀のティーポットが作られたのは1928年ですから、正式なアンティークに昇格するまでに、あとまだ十年ほどかかりますが、ほぼ射程に入ってきております。 気に入った古いものを使っていくうちに、その品が自分の手元で‘アンティーク’になっていくことは、コレクターの喜びとも言えますので、このシルバーポットには、そんな楽しみ方もあるかと思うのです。

シルバースミスの「William Hutton & Sons Ltd」は、1800年ちょうどにWilliam Huttonが始めた歴史のある銀工房です。 息子から孫へと家族経営が続き、まわりのシルバースミスを吸収合併しながら、次第に有力メーカーの一つに成長していきました。 そして、ヴィクトリアン後期には、Herbert, Robert, Edwardの三人の孫たちが共同パートナーとなって銀工房が運営されておりました。

末っ子のEdwardには、最も芸術センスがあったのか、本体である「William Hutton & Sons Ltd」のメーカーズマークの他に、独自のメーカーズマークである「EH」刻印の作品が今に残っています。

おそらく、二人の兄たちはファミリービジネスの規模を拡大するという経営面に、より長けていて、末っ子のEdwardは経営より銀そのものに関心が高い人だったのではないかと思うのです。

「William Hutton & Sons Ltd」のメーカーズマークは縦横に並んだ文字配列が特徴的なので、一度でも見れば記憶に残ることでしょう。 楕円形のメーカーズマーク中央に位置する大きなHの文字がマークを四つの領域に分割し、それぞれにW、&、Ss、LDの文字が配された凝った作りのメーカーズマークになっています。

スターリングシルバー ティーポット with ブリティッシュ シルバー ホールマーク


No. 18156 シルバープレート ティー or コーヒー ポット
高さ 25.8cm、横の長さ(注ぎ口からハンドルまで) 22.5cm、重さ 1.2kg、容量 900ml、底面の直径 11.1cm、

シルバープレートの品ですが、とてもしっかりした作りでゴージャスなポットと思います。 素材にかなりの厚みがあるので重さも1kgを超え、陜ちの精密秤は1000g上限なため、重さは約1.2kgとしか測れませんでした。 これまでに取り扱ったポットとしては最も重い品になります。

謔チ手と蓋のつまみはベークライト製です。 これほどの大きさになりますと、全体の持ちはかりからいって木製ハンドルでは強度が足りないためでしょう。




No.17040 エルキントン シルバープレート ティー or コーヒーポット
高さ 14.3cm、重さ 500g、底面直径 11.5cm、ハンドルの先から注ぎ口までの長さ 21.5cm、容量 1.5パイント=855ml、エルキントン作、
エルキントン製のシルバープレート ティー or コーヒー ポットです。 

裏面には「Cordinal Plate」の刻印があり、これはエルキントン ブランドの一つになります。

容量は855 mlですから、お一人用あるいはお二人用としてお使いいただけるでしょう。 ハンドル、蝶番、丸いつまみ、すべてしっかり出来たところも好ましく、お奨めできるポットと思います。

ハ真のティーポットを作ったシルバースミスのエルキントンについて詳しくは、以下の説明記魔烽イ参考ください。

10.エルキントンミのシルバープレート技術 と 明治新政府の岩倉g節団  
シルバープレートの品とはどう付き合っていけばよいのでしょうか。 エルキントンミの略史と合わせて解説しています。 (クリックしてご覧ください。)

31. 『Punch:1873年2・2日号』 ヴィクトリアンの英国を伝える週刊新聞 (詳しくはクリックしてご覧ください。)
アンティークな新聞の広告欄から、ヴィクトリアン中期の時代の雰囲気を感じてみたいと思います。 エルキントンの新聞広告も見つけましたので、ご紹介しています。

『Punch』はヴィクトリア梠繽奄゚の1841年に創刊された週刊新聞で、1992年の最終号まで実に150年余にわたって、英国的ユーモア精神でイギリスの世相を伝えてきました。 ヴィクトリア梠繧ほぼカバーしていることから、『Victorian England as seen by Punch』といった解説本などもあって、歴史研究の基礎送ソにもなりえます。 また、『Punch』は紙面に数多く戯画が掲載されているので、見て楽しめることは私達にとってもありがたい特色になっています。

Elkington & Co.(左下)
広告トップに「CAUTION」とあって、注意喚起の広告であることが分かります。
「最近、一部の悪質業者がエルキントンの名ゃ』り、粗悪な偽物を販売しているので、お客様はあられては十分注意されたし。 その手口はエルキントンのメーカーズマークを偽造し、劣悪な品ソのプレートウェアに刻印した上で、ELKINGTON'S BEST ELECTRO-PLATEとして販売しているもの。 エルキントンミでは公衆に対して、そうした偽物u悦されないよう注意を促すと共に、以下の五つのオフィスにて真贋鑑定を行っているので、怪しい品があればいつでも持ち込まれたし。」

偽物横行とは油断のならない世の中だったようですが、エルキントンミがそれだけの一流メーカーに成長していたことを示す面白い資料とも思いました。
エルキントン シルバープレート ティー or コーヒーポット


No. 19335 エルキントン シルバープレート ミルク入れ
高さ 7.9cm、重さ 139g、底面直径 6.8cm、ハンドルの先から注ぎ口までの長さ 8.7cm、エルキントン作、

エルキントン製のシルバープレート ミルク入れです。 

裏面で一番上に見えるのが、エルキントンのメーカーズマークです。 楯状刻印の中に「E & Co」とあって、これがエルキントンのメーカーズマークになります。 中ほどに見えるのが、「EPNS」刻印と、「A1」刻印、そして「ENGLAND」の表ヲもあります。

なんといっても、英国シルバープレート品にあって、エルキントンはビックネームなので、窗屓目もあるかも知れませんが、底面のメーカーズマークも格調高く、やはりシルバープレートの仕上がりもよいですし、メーカーのよさを感じます。 

エルキントンについては、英国アンティーク情報欄にあります「10. エルキントンミのシルバープレート技術と明治新政府の岩倉g節団」や「31. ヴィクトリアンの英国を伝える週刊新聞」の解説記魔烽イ参考ください。

エルキントン シルバープレート ミルク入れ


No. 19336 エルキントン シルバープレート シュガー入れ *
高さ 6.8cm、重さ 203g、底面直径 9.0cm、ハンドルの先から注ぎ口までの長さ 14.3cm、エルキントン作、
エルキントン製のシルバープレート シュガー入れになります。 

なんといっても、英国シルバープレート品にあって、エルキントンはビックネームなので、窗屓目もあるかも知れませんが、底面のメーカーズマークも格調高く、やはりシルバープレートの仕上がりもよいですし、メーカーのよさを感じます。 

エルキントンについては、英国アンティーク情報欄にあります「10. エルキントンミのシルバープレート技術と明治新政府の岩倉g節団」や「31. ヴィクトリアンの英国を伝える週刊新聞」の解説記魔烽イ参考ください。

ハ真O番目の底面で一番上に見えるのが、エルキントンのメーカーズマークです。 楯状刻印の中に「E & Co」とあって、これがエルキントンのメーカーズマークになります。 中ほどに見えるのが、「EPNS」刻印と、「A1」刻印、そして「ENGLAND」の表ヲもあります。

EPNSとは、Electro-plated Nickel Silverを意味しています。 それから、「A1」という言葉は、英語の日常表現としても使われることがあるので、あらためて写真のシルバープレート シュガー入れを興味深く眺めました。

例えば、ゴルフをしていて、ドライバーショットがけっこう良かったりすると、一緒にまわっている友人が、「Superb, that is A1. (すばらしいショットだ、こいつはA1だな。)」なんて、褒め言葉をかけてくれます。 会話の流れからいっても、なにかグレードが高い状態をA1というんだなと分かります。 機会があったら使ってみてください。
エルキントン シルバープレート シュガー入れ


No. 18011 シルバープレート ミルク入れ
高さ 7.8cm、重さ 346g、底面直径 8.1cm、ハンドルの先から注ぎ口までの長さ 12.3cm、

容量は目一杯で250 ml 入ります。

けっこう重たいです。 素材は厚めで質感があります。 

デコラティブで豪華な雰囲気ながら、しっかりした作りで、よい品と思います。
シルバープレート ミルク入れ


No. 16040 シルバープレート 砂糖入れ
高さ 7.8cm、重さ 390g、底面直径 8.1cm、ハンドルの先から先までの長さ 14.7cm、

けっこう重たいです。 素材は厚めで質感があります。 

デコラティブで豪華な雰囲気ながら、しっかりした作りで、よい品と思います。

シルバープレート 砂糖入れ


No.18809 マッピン&ウェッブ シルバープレート ティー or コーヒー ポット SOLD
蓋のつまみまでの高さ 19.5cm、注ぎ口先端からハンドルまでの長さ 21.0cm、ボディの最大直径 9.8cm、重さ 614g、容量 1.5 Pint(=855ml)、Mappin & Webb作、SOLD

古い品ではありますが、とてもコンディションがよろしくて、綺麗なまま現在に至っているところが嬉しいマッピン&ウェブのポットです。

マッピン&ウェッブ シルバープレート ティー or コーヒー ポット

No.19354 シルバープレート トレートレー
直径43.5cm、重さ2.1kg、1930年代から1940年代にかけての英国製、 SOLD

直径が 43.5cmあって、かなり大きなシルバープレート トレーです。 重さも 2.1kgありますので、そうとうな重厚感でもあります。

POSTON & CO LTDのメーカーズマークが刻印されています。

さらに、MADE IN SHEFFIELD ENGLANDの表示もあります。

Tray decorated with engraving and scroll and shell borderと呼ばれます。

シェルパターンは、もともとは12世紀にスペインの聖地 St.ジェイムス オブ コンポステラへ向かう巡礼者たちが、彼の紋章であったシェルを身につけて旅したことから、クリスチャンシンボルとして、シェルが取り入れられていったのが始まりです。 15世紀以降はセラミックスやシルバーの分野で、このシェルモチーフが繰り返し取り上げられて今日に至っています。

大小いくつかのCスクロールも見えています。 スクロールパターン(渦模様)の中でもアルファベットの「C」の形状をしたものを Cスクロールと呼びます。 スクロールは波模様デザインの派生形でもあり、また重要なケルティック モチーフでもあります。

波模様のウェーブパターンは、Continuation(続いていくこと)や Eternity(永遠)を象徴するクリスチャンモチーフで、ヴィクトリアンやエドワーディアンの時代に好まれました。 また、渦巻き模様は「Growth(成長)」や「Energy(活力)」を象徴し、ケルティックアートのベーシックとも言われます。





20. アフタヌーン ティー -- 英国紅茶の歴史とモートスプーンの謎
アンティークなマナーハウスでのアフタヌーンティーをご紹介し、イギリスにおけるティーの歴史を振りかえってみます。 さらに、ティーにまつわるアンティークとして、モートスプーンという今日では作られていない銀のアンティークスプーンがあり、昔のお茶を知る手掛かりにしてみます。 アンティーク専門誌 『オクルス』 掲載記事です。



No. 18157 エドワーディアン ウォーカー&ホール シルバープレート ティーポット SOLD
高さ 16.1cm、重さ 612g、底面直径 10.3cm、ハンドルの先から注ぎ口までの長さ 18.3cm、容量 1.5パイント(=855ml)、WALKER & HALL作、エドワーディアン 1904年作の英国製、 SOLD

WALKER & HALL製のシルバープレート ティー  ポットです。 『Crown Royal』 と刺繍された袋に入っておりましたので、そのまま付属させてお送りします。 今から百年以上前のエドワーディアン アンティークで、1904年に作られた品でありますが、大切に扱われてきたのだろうと想像しております。

写真六番目のように、ウォーカー&ホールのフラッグマークの下方には、メーカー名の「WALKER & HALL」や、産地を示す「SHEFFIELD」、そして「ENGLAND」の表示も見えます。

また、写真三番目に見えるように、側面にもウォーカー&ホールのメーカーズマークとフラッグマークが刻印されています。

写真六番目でフラッグマークの下に一つ刻印が見えますが、これがデートレターで1904年の作であることを示す刻印になります。 これはウォーカー&ホール独自のデートレター システムによっています。 シルバープレートの品においては、その大半が、もっと言えばおそらく99%以上の品では、製作年を特定することは出来ません。 ウォーカー&ホールの品であっても、デートレターのある場合と、ない場合があります。

そうした事情の中で、1904年作と特定できる写真のティー or コーヒー ポットは、アンティークとしてめったにない優れた特徴を有していると言えましょう。 

このティーポットを作ったシルバースミス「Walker & Hall」のメーカーズマークは、三角フラッグの中に「W&H」と書かれたマークで、とても特徴があるので、一度見ると忘れられないマークです。 印象的なのはメーカーズマークばかりではなく、この銀工房の歴史をたどってみると、歴史も長く、評価の高いシルバースミスであったことが分かります。

Walker & Hallは1845年にジョージ ウォーカーによって創業され、ヴィクトリアン、エドワーディアンの時代を通じて有望なメーカーに成長しました。第一次世界大戦を境に大英帝国の最盛期が過ぎると、多くのシルバースミスも衰退する運命をたどりましたが、ウォーカー&ホールは第二次大戦後までもずっと仕事を続け、その技術は高い評価を受けていたことから、1970年代に至ってマッピン&ウェッブに買収されました。

ポット本体の素材は厚めで質感があります。 ハンドル、蝶番、丸いつまみ、すべてしっかり出来たところも好ましく、お奨めできるポットです。 

熱さまし用の工夫もいろいろと施されていて、作りのよい品と感じます。 まずハンドルとボディーの接続部分は大きく抜けた構造です。 さらに、小さな熱さましの穴が上下にいくつもあって、デザイン的にもいい感じです。 

容量が1.5パイントを意識して作られているところなど、英国風を感じさせてくれるアンティークと思います。 また、閧ノしてみると頑丈に出来ていることが感じられて好ましく、このあたりも英国風なアンティークと言えましょう。

アンティーク ポット一般に言えることですが、イギリスのポットは大きくて重たい品が多く、そこへさらにティーが入るとなると、重くて持つのが大変です。 このポットは容量が約1.5パイントで、英国アンティーク ポットとしては中型サイズになりますが、日本の急須の感覚から言えばそれでも十分に大きいものです。

ティーやコーヒーがお好きな方でしたら、書斎の机にこのポットを置いて、仕事や勉強ををしながら毎日親しめる品というのはよいでしょう。 クォーリティーが高い上に、可愛らしくて、一人か二人で日常使いするにはちょうどよいアンティークポットと思います。

ウォーカー&ホール シルバープレート ティーポット ウォーカー&ホール シルバープレート ティーポット


No. 19195 スターリングシルバー ティーサービス 三点セット
三点とも1918年 シェフィールド、
(1)ティーポット、高さ 12.5cm、横の長さ(注ぎ口からハンドルまで) 24.5cm、重さ 405g、容量 650ml

(2)シュガー入れ砂糖、高さ 6.8cm、横の長さ(ハンドルからハンドルまで) 15.0cm、重さ 126g

(3)ミルク入れ、高さ 6.7cm、横の長さ(注ぎ口からハンドルまで) 11.0cm、重さ 75g
スターリングシルバー ティーサービス O点セット


No. 19172 エルキントン シルバープレート ティーポット * SOLD
高さ 16.5cm、重さ 540g、最大横幅 10.3cm、ハンドルの先から注ぎ口までの長さ 26.8cm、容量 1.5パイント=855ml、エルキントン作、SOLD

かなりコンディション良好なエルキントン シルバープレート ティーポットです。 古い品ではありますが、あまり使われることなく現在に至っているアンティークであります。 コンディションのよいエルキントンをお探しの方に、特にお薦めしたいと思います。

容量は目一杯で2パイント入りますが、少し余裕をみて1.5パイント=855mlあたりで使うのが適当でありましょう。 同じ時代のエルキントンからは、お一人様用ポットとして容量ハーフパイント(=280ml)のシルバープレート ティーポットが出ておりますので、ハ真の品は容量1.5パイントであることから見て、エルキントンとしては典型的なお二人用サイズと言ってよいでしょう。

なんといっても、英国シルバープレート品にあって、エルキントンはビックネームなので、窗屓目もあるかも知れませんが、底面のメーカーズマークは格調高く、やはりシルバープレートの仕上がりもよいですし、メーカーのよさを感じます。 

エルキントンについては、英国アンティーク情報欄にあります「10. エルキントンミのシルバープレート技術と明治新政府の岩倉g節団」や「31. ヴィクトリアンの英国を伝える週刊新聞」の解説記魔烽イ参考ください。

ハ真五番目の底面で一番上に見えるのが、エルキントンのメーカーズマークです。 楯状刻印の中に「E & Co」とあって、これがエルキントンのメーカーズマークになります。 その下に見えるのが、「SILVER PLATED」の刻印です。 さらに「ENGLAND」の表ヲもあります。

エルキントン シルバープレート ティーポット


No. 19199 スターリングシルバー ティーポット
蓋のつまみまでの高さ 13.8cm、注ぎ口先端からハンドルまでの長さ 22.2cm、上から見た最大直径 11.3cm、重さ 380g、容量 1Pint縺i=570ml縺j、1918年 バーミンガム、Robert Pringle & Son作、

今から百年ほど前に作られたスターリングシルバー ティーポットで、ぽってりしたボディーは愛嬌があって見ていて翌ソ着くデザインです。 

このティーポットは目一杯で1Pint(=570ml)入りますが、それより少なめでお使いいただくのが適当でしょう。 木製ハンドルには指かけもあり扱いやすく出来ています。 タ際にお茶をしてみても、gい勝閧ェよく、ポットのお湯c量が多い時でも少ない時でも、すっきり気揩ソよくお湯切れします。

アンティークの銀製品一般に言えることですが、ティーポットも大きくて重たい品が多く、そこへさらにティーが入るとなると、重くて持つのが大変です。
このティーポットは容量が500ml強で、英国アンティーク ティーポットとしては小振りな品ですが、日本の急須の感覚から言えばそれでも十分に大きく、一人か二人で日常使いするにはちょうどよい大きさと思います。

ボディーの側面部分に、「Robert Pringle & Son」のメーカーズマーク、バーミンガム アセイオフィスのアンカーマーク、スターリングシルバーを示すライオンパサント、そして1918年のデートレターがしっかり深く刻印されています。 

シルバースミスの「Robert Pringle & Son」は、ジョージアンの時代の1835年の創業です。 イギリスの銀工房はヴィクトリア梠繧ノ始まったものが多い中にあって、「Robert Pringle & Son」は老舗の一つと言えるでしょう。

英国でアンティークという言葉を厳密な意味で使うと、百年以上の時を経た品物を指します。 このティーポットが作られたのは1918年ですから、正式なアンティークに昇格するまで、あとわずかです。 気に入った古いものを使っていくうちに、その品が自分の手元で‘アンティーク’になっていくことは、コレクターの喜びとも言えますので、このティーポットには、そんな楽しみ方もあるかと思うのです。

ある朝、駅に向かって歩いていたら、駅から戻ってくる人がいて、「Security alertで、今さっき駅は閉まってしまった。あなたも家に帰ってお茶にした方がいいだろうよ。」と言われたことがあります。 セキュリティ アラートと言うのは、警戒警報のようなもので、不審物などあると駅が一時的に閉鎖されることがあるのです。 当該駅は閉鎖されますが電圦体は走っているわけで、日本的な感覚ですと、氓ノ近い駅までバスなりタクシーで行ってでも職場に向かいそうに思うのですが、そうではなくて、「お茶にしよう。」と言うのが、なんとも英国風で、軽いカルチャーショックを覚えた記憶があります。 やはりイギリスは何はさておき、まずはお茶のお国柄なのでしょう。
スターリングシルバー ティーポット


No. 17178 お一人様用 エルキントン シルバープレート ティー or コーヒー ポット SOLD
高さ 12.5cm、重さ 298g、底面直径 7.2cm、ハンドルの先から注ぎ口までの長さ 12.8cm、1923年 エルキントン作、容量 1/2パイント=280ml、SOLD
お一人様用 エルキントン シルバープレート ティー or コーヒー ポット


No. 17303 James Dixon & Son ヴィクトリアン シルバープレート ティーポット SOLD
蓋のつまみまでの高さ 19.3cm、重さ 860g、ボディーの最大直径 11.0cm、ハンドルから注ぎ口までの長さ 22.1cm、ヴィクトリアン後期の英国製、James Dixon & Son作、SOLD

お手入れすれば銀の輝きを取り戻すと思いますが、一世紀以上の時を経たアンティークの、いぶし銀の色合いもまたよいでしょう。 いかにもヴィクトリアンなアンティークで、ゴージャスな雰囲気は、なかなかに得難い特徴であると思います。 写真二番目で見て、注ぎ口の下方にへこみと言うか、平らになったところがありますが、あまり気になりませんし、これは古いアンティークの味わいのうちでありましょう。

さらに、このアンティーク ポットのポイントは、シルバープレートの品でありながら、メーカーズマークの判読および識別が可能で、ヴィクトリアンの有名メーカーの一つである「James Dixon & Son」の作であることが分かる点にあります。

底面には四つの文字「JD&S」の刻印が並んでいて、これは「James Dixon & Son」のメーカーズマークになります。

メーカーの「James Dixon & Son」は1806年創業のシルバースミスで、家族的な経営を持ち味として、職人さんの中には、親、子、孫…と5世代にもわたり、ここで銀製品を作り続けた方もいらしたようです。 シェフィールドで創業後、順調に発展し、1873年にはロンドン進出を果たしました。 1900年頃にはロンドンのお店は5つに増えていました。 また1912年にはオーストラリアのシドニーにも支店を開いています。 1851年のロンドン万国博覧会には多くの作品を出品したとの記録が残っており、その後20世紀初頭にかけて、海外での展覧会にも出展し、パリ、メルボルン、ミラノ等で名声を博しました。 

銀工房は一般に、その創業がヴィクトリア期というケースが多いのですが、「James Dixon & Son」は創業1806年と、ジョージアンの時代にまで遡れる老舗シルバースミスで、評価の高いメーカーの一つと言ってよいでしょう。

シルバープレートウェアについては、アンティーク情報欄にあります「10.エルキントン社のシルバープレート技術と明治新政府の岩倉使節団」の解説記事も
ご参考ください。
James Dixon & Son ヴィクトリアン シルバープレート ティーポット

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