いぎりすもんや は英国発信のアンティーク情報サイトです。
  良い品をイギリスから直接、お求め易い価格でお届けします。

英国 アンティーク 英吉利物屋 トップへ 新着品物 一覧へ アンティーク情報記事 一覧へ 英吉利物屋ご紹介へ
Twitter 英吉利物屋 (英国アンティークの気付きを)

アンティーク シルバー ジュエリー (2 )






No. 20149 エドワーディアン スターリングシルバー 鉛筆ホルダー
収納時の長さ 9.2㎝、銀円環含む長さ、10.3cm、横幅1.1cm、厚み 6mm、1908年 バーミンガム アセイオフィス、二万五千円

今から百年以上前に作られたスターリングシルバーの鉛筆ホルダーで、手彫りのエングレービングが素晴らしい品です。 ブリティッシュ ホールマークがしっかり刻印されたアンティークであるところにも惹かれました。 

ウェーブパターンは、Continuation(続いていくこと)やEternity(永遠)を象徴するクリスチャンモチーフで、ヴィクトリアンやエドワーディアンの時代に好まれました。 ウェーブパターンの基本デザインは深めなタッチで彫られていますが、背景の色合いが濃いめに見えるシェード部分はとても繊細なエングレービングで、1ミリ間隔に何本もの細かさで彫刻線を引いた仕事です。 写真では解像力不足でよくご覧いただけないのが残念ですが、マグニファイイング グラスで見ていただくと百年ほど前の手仕事の繊細さに驚かれると思います。

写真一番目でホルダーの先に見える四つの刻印は順にバーミンガム アセイオフィスのアンカーマーク、スターリングシルバーを示すライオンパサント、1908年のデートレター、そしてメーカーズマークになります。 また、見えるように、鉛筆を差し込む側にもスターリングシルバーを示すライオンパサントと1908年のデートレターが刻印されています。 

英国で「アンティーク」という言葉を厳密な意味で使うと、「百年以上の時を経た品」を指すことになります。 そんな訳で、英語で言うと「It will become an antique in four years. (この品はあと四年でアンティークになります。)」という言い方をされることがあります。 アンティークコレクターにとっては、やはり百年という年月の経過は大きなメルクマールになりますので、上記のような会話がなされる機会も多いのです。 

写真の銀製品が作られたのは1908年ですから、正式なアンティークに昇格して、さらに10年の年月が経っています。気に入った古いものを使っていくうちに、その品が自分の手元で‘アンティーク’になっていくことは、コレクターの喜びとも言えますので、この銀の鉛筆ホルダーには、正式な英国アンティークを手にする、そんな楽しみ方もあるかと思うのです。

以前に同様な鉛筆ホルダーを扱ったときに、中に入れる替え鉛筆を作成してみました。 まず普通の六角鉛筆を5センチか6センチほどの長さに切ります。 カッターナイフで鉛筆の六つの各面に切り込みを入れていけば、切り離すことが出来ます。 次に上下の二面と平行に鉛筆を薄く削っていけば、ホルダーに付けられる替え鉛筆の出来上がりです。 六角鉛筆は6.5ミリほどの厚みがありますので、上下ともに1ミリ強ずつ削っていくと、ホルダーに差込可となります。 

替え鉛筆作成の作業時間は10分ほどでしたが、これでしばらくは銀製鉛筆ホルダーが楽しめるわけで、ちょっとした器用さがあれば、たいした作業ではありません。 

歴史を振り返ってみますと、この品が作られたのは第一次世界大戦の頃になります。 その頃の出来事として、今から百年前の1912年にはタイタニック号氷山に衝突して沈没とか、あるいは日本では明治時代が終って大正時代になり、夏目漱石の『こころ』が世に出た頃のことであって、ずいぶん昔のことなのです。 アンティークを手にしていると、百年に近い時の経過があらためて身近に感じられるのは楽しいことです。

エドワーディアン スターリングシルバー 鉛筆ホルダー


No. 20118 アール・ヌーボー ペンダントヘッド with ゴールドギルト ベルギー 牧羊犬 クラブ 金賞 
本体部の縦 2.6cm、横 1.95cm、留め具を含む縦長 4.2cm、本体厚み 1mm強、重さ 7g、1910年前後のベルギー製、一万一千円

ベルギー 牧羊犬 クラブで表彰に使われ、金賞の証であったものでしょう。 

たとえば、こんな感じです。ご覧になってください。
Countryfile - One Man & His Dog 2017 - Team Scotland

写真二番目の見えるように、裏面には「1910」と彫られていることから、1910年の表彰に使われたと推定されます。 上部に見えるアール・ヌーボーの飾り部分と年代が符合することから、百年以上前に作られたアンティークと考えられます。 

ホールマーク等はありませんが、素材は銀と考えられます。また、ゴールドギルトされています。 コンテストの成績を顕彰する品であること、全体の作りに品があることから見て、やはり素材は銀であろうと見ています。 

さらに、何か確認する方法がないかと考えたところ、銀は全ての金属の中で最高の熱伝導率を持つことから、ちょっと実験してみました。

銀素材と分かっている、同じような大きさの銀製ペンダントヘッドやヴィクトリアン銀貨と比べて、熱の伝わり方がどんな感じかの実験です。 沸騰させたお湯を器に入れて準備します。右手の親指と人差し指で写真のペンダントヘッドを端をつまみ、左手には同様にヴィクトリアン銀貨の端をつまみます。各々の金属を同時に熱湯につけてやると、熱が伝わって来て、指先がアチッとなるわけです。ほぼ同時にアチッと熱が伝わってきました。


熱伝導率:銀420、金320、アルミニウム236、鉄84、ステンレス鋼16.7 ~ 20.9(単位: W・m-1・K-1)。ゴールドよりも熱伝導率が高く、すべての金属の中で銀の熱伝導率が最高、銀ファンとしては覚えておきたいところです。

現行の10ペンスコインでも比べてみました。10ペンスは鉄を主成分とした合金にニッケル鍍金されています。 銀と比べて鉄は熱伝導率が低いので、10ペンスコインでは、アチッと来るまでにけっこう時間がかかりました。

写真の牧羊犬ペンダント、ヴィクトリアン銀貨、10ペンスコイン、スターリングシルバー ペンダントヘッド、これらを二つずつ順番に比べてみたところ、牧羊犬ペンダントは、銀貨やスターリングシルバーとほぼ同時にアチッと熱が伝わってくることが確かめられました。やはり銀製で間違いないと考えます。

裏面には写真二番目に見えるように、「Club de Chien de Berger BELGE」とあります。 本来ですと裏面にオーナーの名前が彫られるところでしょうが、未使用品なことから、ブランクになっています。

羊や牛や豚など家畜の飼育を助けるのが牧羊犬の役割で、コリー系統の犬が家畜の誘導や見張りなど、人のために働いてくれます。 羊を柵内に追い込む早さやテクニックを競うコンテストがあったものと思います。 

犬や景色のレリーフは細工のよさが感じられて、品のいいアンティークです。 牧草地にコリーが立っており、背景には木々や山並み、そして陽が昇るところのようです。 のどかな牧場の風景で、数頭の家畜が草を食んでいるのも見えています。

写真二番目で裏面をご覧いただくと、アイビーの葉っぱが見えます。 アイビーはヴィクトリアンからエドワーディアンの頃に好まれたデザインで、蔦がしっかりと絡まることから、Fidelity(忠実ないしは誠実)、Friendship(友情)、あるいはMarriage(結婚)を象徴するモチーフとされます。 また、いつも緑であることから、Immortality(不滅)や Eternal Life(永遠の魂)を表すこともあります。

このアンティークの場合は、忠犬ハチ公って感じで、Fidelity(忠実)を表象する役割を担ったアイビーと云えそうです。

アール・ヌーボー ペンダントヘッド with ゴールドギルト ベルギー 牧羊犬 クラブ 金賞




No. 20117 ベルギー 牧羊犬 クラブ 銀賞 アール・ヌーボー ペンダントヘッド SOLD
本体部の縦 2.6cm、横 1.95cm、留め具を含む縦長 4.2cm、本体厚み 1mm強、重さ 7g、1910年前後のベルギー製、一万一千円 SOLD
ベルギー 牧羊犬 クラブ 銀賞 アール・ヌーボー ペンダントヘッド

No. 20048 ヴィクトリアン クラウン銀貨 ペンダントヘッド with シルバーフレーム
直径 4.05cm、重さ 32g、留め具を含む縦長 5.0cm、銀のフレーム最大厚み 4mm、クラウン銀貨の鋳造年 1890年、一万七千円

ヴィクトリアンのクラウン銀貨がシルバーフレームに入ったペンダントヘッドです。大きくて、ずっしりしています。デザインはセント・ジョージがドラゴンを退治している様子で、反対サイドはヴィクトリア女王の横顔です。 

馬に乗ったセント・ジョージにドラゴンが踏みつけられているのは、ちょっとかわいそうですが、このドラゴンは王様の娘を生贄として食べようとした悪いドラゴンなので、仕方がありません。

セント・ジョージは古代ローマ時代の殉教者で、そのドラゴン退治伝説は元々グルジアに起源があり、キリスト教徒にとっては共通のバックグラウンドになります。歴史を紐解けば、遠く遡ること五世紀のフランク王国メロビング朝をはじめとして、いろいろな国々で守護聖人として大事にされてきました。


元祖セント・ジョージの国であるグルジア共和国に行ったことがあります。日本語ではグルジアと言いますが、英語では Georgia であって、この国名はSt. George(セント・ジョージ)そのもの。 歴史的にもセント・ジョージのドラゴン退治伝説は元々グルジア起源です。

グルジア国はトルコ共和国の東方、黒海とカスピ海に挟まれたコーカサス山脈の山あいに位置しています。

首都トビリシ丘陵にある公園までケーブルカーで登って、途中にあったスターリンのお母さんのお墓だというのを見せてもらった記憶があります。当時は旧ソ連邦の民警の人が後をつけて見張っていました。

コインなのに、どこを見ても五千円とか一万円といった数字の記述がないのは不思議な気がしますが、クラウン銀貨はヴィクトリア時代の5シリング(=0.25ポンド)にあたります。 クラウン(王冠)銀貨という名前が示しているように、この銀貨はヴィクトリア時代の最高額銀貨でありました。サイズが大きく重たいので実用向きとは言えず、しまっておかれることも多かったようです。 

ヴィクトリア時代のイギリスはセント・ジョージを好んで、金貨や銀貨のデザインとして採用したり、白地に赤十字のセント・ジョージ・クロスをイングランドの国旗として採用したりしてきたので、今では他の国々より一歩抜きん出て、自由の女神がアメリカを象徴するかのように、セント・ジョージ=イングランドのような感じになって現代に至っています。

サッカーのワールドカップで、セント・ジョージ・クロス旗で応援されるイングランドチームを見せつけられると、本当はキリスト教世界の共通バックグランドであるセント・ジョージ ブランドを、やはり他の国は英国に譲らざるを得ない、そんな雰囲気でしょうか。

遠い昔の銀貨というのは、なんというか、トレジャーハントに通じるロマンを感じますし、クラウン(王冠)銀貨という名前も素敵ですし、大きくてシルバーの重みを感じさせてくれるヴィクトリアンのゴージャス感が好きです。

重くて豪華な印象からも想像はつきますが、クラウン銀貨は当時としても相当額であったようで、そのために使用頻度が低いままに保存されて今に至っている銀貨もあるようです。 ではいったい、クラウン銀貨はヴィクトリア時代にどのくらいの価値を持っていたのでしょうか、それを知るために当時と現在の物価について比較できる情報を集めてみましょう。

Roger Bootle氏の「The Death of Inflation」という本によれば、ヴィクトリア時代は長期にわたって物価が安定した時代だったようです。 例えば、ロンドンタクシーの前身である乗合馬車の初乗り運賃は1694年に1マイル当り1シリング(つまり現代の0.05ポンド)と設定され、この運賃がヴィクトリア時代を通じて変わらなかったことが紹介されています。 今日、ロンドンタクシーで1マイル乗ると、渋滞がなければ3.5ポンドほどですが、実際には5ポンドほどかかるのではないでしょうか。 この比較でみると、今日の物価はヴィクトリア時代と比べて70倍から100倍になっていると考えられます。 

また、シャーロック・ホームズの話には、ヴィクトリア時代の給料や家賃についての記述があるので検討してみると、ロンドン ロンバート街の株式ブローカーの週給が3ポンドとか、郊外のこぎれいな別荘の年間家賃が80ポンドなどとあり、この面から見てもやはり、ざっくり100倍とみてよさそうです。

それから、『特命全権大使 米欧回覧実記(二)(英国編)』によれば、バーミンガムのペン製造工場について以下のような記述があります。 「ウェルス氏会社のペン製造場に至る。...中略...職人に婦人多し、その給料は一日に平均2シリング半、」

そうしますと、クラウン銀貨とは比較的高給なロンドンのサラリーマンが一日働けば二枚得られる金額で、ペン工場の事例で言えば二日分の日給に当たる金額になります。

百年以上昔の金銀複本位制とはどんなものか、もう少し考えてみましょう。

ヴィクトリア時代にはクラウン銀貨、ハーフクラウン銀貨、シリング銀貨などが流通していました。 ここで1クラウンは5シリング(=0.25ポンド)にあたります。 それぞれの重さはクラウン銀貨28.28グラム、半クラウン銀貨14.14グラム、シリング銀貨5.66グラムです。 すなわちクラウン:半クラウン:シリング=5:2.5:1の関係がありました。 つまりは、ヴィクトリア時代のマネーは銀の重さによって、その価値が直接保証されていたのです。

さらに、高額貨幣であった金貨を通じて外国との関係を見てみましょう。 ヴィクトリア時代のイギリスでは、1ポンドの英国金貨は7.32グラムのゴールドとして定義されました。 そして米国の1ドルは1.50グラムのゴールドと1837年に決められました。 そうすると、金本位制を採用する英米二国間においては、1ポンドが4.88ドルとなって為替レートは固定されます。

この金本位制の仲間に、マルクやフランや円も加わることによって、国際金本位通貨体制が出来ていました。 ノーベル経済学賞のマンデル教授は、その本質を分かりやすく表現しています。 「国際的な金本位制のもとでは、ポンド、フラン、マルク、円、ドル等々は、特定の重さのゴールドの名前にすぎない。」

現代では主要な通貨間では変動為替相場が一般ですが、ヴィクトリア時代の国際社会においては、ゴールドをアンカーにした固定為替相場がスタンダードであったのです。

ヴィクトリアン クラウン銀貨 ペンダントヘッド with シルバーフレーム


No.20127 透かしクロス スターリングシルバー インゴット ペンダントヘッド SOLD
インゴット本体の縦(留め具含まず)3.0cm、横の長さ 2.0cm、厚み 1.5mm、重さ 11g、銀円環を含む縦長 3.65cm、一万一千円SOLD

透かしのクロスが特徴的な、スターリングシルバー インゴットタイプのペンダントヘッドです。 取り付けられた銀円環は太さが2ミリ強もあって、屈強な感じです。

デザインとしては、インゴットタイプでありながら、クロスでもあるところがグッドです。

写真一番目に見えるように、UNITED COLORS OF BENETTONの後には、MADE IN ITALYの文字があって、スターリングシルバー素材を示す「925」刻印があります。

さらに、その下の列に並んでいるのは、ブリティッシュ シルバー ホールマークで、ホールマークは順にメーカーズマーク、スターリングシルバーを示す「天秤に925」のコモンコントロールマーク、もう一つスーターリングシルバーを示す「925」マーク、そしてバーミンガム アセイオフィスのアンカーマークです。

『私はキリスト教の信仰者ではありませんが、何故かクロスにとても惹かれます。』というお便りをいただきました。 

英吉利物屋ではアンティークのクロスを扱っておりますので、関心のある方から、そういうお話があるのは珍しいことではないかも知れません。 けれども、クロスに惹かれるという話はこれが初めてというわけでなく、多くの方からお聞きしてきましたし、私もそう感じることがあるので、なぜだろうかと考えたくなるのです。

英国アンティーク情報欄にあります「40. 何故かクロスにとても惹かれます。 その理由を英吉利物屋風に考えてみました。」をご覧いただければ幸いです。

ところで、写真のような銀はいつどこで出来たのでしょうか。
石見銀山とか聞いたことあるし、地球の内部で出来たのだろうと思いがちですが、それは違います。 地球のようなヤワな環境では銀は生まれません。 太陽の中でさえ銀は生まれません。もっと大きい星が必要です。 遠い昔に宇宙で起こった超新星爆発の途方もないエネルギーの中で銀ができたのです。 

だから、写真の銀が出来たのは、地球が生まれるよりもずっと前のことです。 そして、運が良ければ、もうすぐ銀が生まれる大イベントが目撃できるかもしれないと言われています。 オリオン座の一等星ベテルギウスの大爆発がいつ起こってもおかしくない時期に差し掛かっているからです。 

ベテルギウスの寿命は一千万年、そしてそろそろ一千万年が過ぎようとしています。 ただし、誤差としてたったの0.1%爆発時期がずれたとしても、それは一万年、人間にとってはどうしょもないほど長い年月になっちゃいます。 だから運がよければ。。

透かしクロス スターリングシルバー インゴット ペンダントヘッド(英国 アンティーク シルバー 英吉利物屋)透かしクロス スターリングシルバー インゴット ペンダントヘッド(英国 アンティーク シルバー 英吉利物屋)透かしクロス スターリングシルバー インゴット ペンダントヘッド(英国 アンティーク シルバー 英吉利物屋)


No. 20029 フランス製 シルバー Hope, Charity & Faith 三種セット クリスチャン モチーフ ペンダントヘッド SOLD
長さ 2.7cm、留め具を含む縦長 3.0cm、最大横幅 1.65cm、最大厚み 6mm、19世紀終り頃のフランス製、一万四千円 SOLD

ハート、アンカー、クロスの三種セットは、クリスチャンモチーフの組み合わせになり、ハートにはCharity(思いやり)、アンカーにはHope(希望)、そしてクロスにはFaith(誠実)の意味合いがあります。

ホロー(中空)構造をしていて、写真二番目に見えるように、かなり立体感があり、手にしてみると厚みを感じるHope, Charity & Faith三種セット クリスチャン モチーフ ペンダントヘッドに仕上がっています。 

写真三番目は裏面の様子になりますが、上部の円環部分には、フランス製シルバーのスタンダードマークである「いのししの頭」マークが刻印されています。

小さなホールマークを手掛かりにフランス製と分かることは、この銀アクセサリーの興味深いところと思います。 一般にフランス製シルバーにはデートレターの定めはありませんが、刻印や全体の作りや雰囲気からみて、この銀製品が作られたのは、19世紀の終り頃からイギリスで言えばエドワーディアンの頃だろうと思います。

フレンチシルバーのホールマークはその小ささが特徴で、ちょっと見ただけでは分かり難いのですが、アンティークハント用のルーペがあれば、とても小さな手掛かりを読み取ることで、フランス製であることが解読できます。 この機会にフランスのホールマークについて少し解説しておきましょう。

1838年に導入されたフランス製シルバーのスタンダードマークにはいくつかの種類があります。 大きめな銀には知恵と武勇の女神、ミネルバの横顔マークを、そして比較的小さな銀には「いのししの頭」あるいは「蟹」のマークが刻印されます。 

ただ、問題は「いのししの頭」と「蟹」のマークの大きさが、1.25mm*1.75mmと小さいので判読が難しいことです。 まず、マークサイズが小さいので見翌ニしがちになり、ホールマークからこの品はフレンチらしいと気付くのに時間がかかります。 そしてさらに、小さな刻印の中に描かれた図柄まで識別するには、刻印の表面をクリーニングする必要も出てきますし、やはりルーペの助けが必要にもなるのです。

フランス製 シルバー Hope, Charity & Faith O夋Nリスチャン モチーフ ペンダントヘッド


No. 20121 スターリングシルバー GOOD LUCK ホースシュー ペンダントヘッド
写真で見てホースシューの横の長さ 2.4cm、縦 2.3cm、最大厚み 3mm、1935年 バーミンガム、一万三千円

このスターリングシルバー ホースシュー(馬の蹄鉄)のペンダントヘッドが作られたのは今から八十年ほど前の1935年です。 銀地金の雰囲気がよく出たリアルな蹄鉄のデザインになっています。 ライオンパサントの横の長さは3ミリほどあって、大きめなホールマークが刻印されているのは、ホールマーク自体を見て楽しむという作り手の意図を反映しているのでしょう。

U字型の開口部が下向きになる格好で、これはヴィクトリアンからエドワーディアンの時代に好まれたホースシューの向きになります。その後、第一次世界大戦を経て、ホースシューはU字型の置き方が好まれるように人々の好みは変化していきました。

アール・ヌーボーからアール・デコに嗜好が変わっていったように、大戦争のビックインパクトが社会に与えた影響の大きさを反映しているのではないかと思っています。

写真のホースシュー ペンダントヘッドの場合は、昔好みな方の嗜好を反映した留め具の付け方になっているというわけです。

もう一つ取付穴があって、横置きも可能になっています。ヴィクトリアン タイプが落ち着くメンタリティーの旧世代の人から、新世代の方にオーナーが変わって、横置き用に仕様変更されたのではないかと思い、興味深く見ております。

裏面にはホールマーク以外にも、デザイン登録したレジスター番号と、「ENGLAND」の刻印が見えています。 ホールマークは順にHG&Sのメーカーズマーク、バーミンガム アセイオフィスのアンカーマーク、スターリングシルバーを示すライオンパサント、そして1935年のデートレター「L」になります。 もう一つ、シルバージュビリーのマークも刻印されているのも面白いところです。

ヴィクトリアンやエドワーディアンの作ではありませんが、それでも1935年作といえば、かなり古い品であることがお分かりいただけると思います。 アガサ・クリスティーの『オリエント急行殺人事件』が1934年に出ており、この頃の様子を知る手掛かりによさそうと思います。 

写真二番目で見て、左側上から三つ目にあるライオンの刻印が、英国製スターリングシルバーの銀純度を保証するマークになり、重要な刻印です。 このライオンパサントの歴史について少し解説しておきましょう。 

横歩きライオンのマークが初めて導入されたのは今から500年ほど前の1544年のことになります。 これは当時テューダー朝のヘンリー八世が行った低品位銀貨の鋳造と関係があります。 歴史上どこの国でも財政が逼迫してくると、悪貨を鋳造することがひろく行われてきました。 日本の江戸時代にも同じようなことがあったと思います。 

銀貨と銀器がほぼ同等な価値を持っていた昔の時代にあっては、お上の定める低品位銀貨の価値でもって、高品位な銀器と交換されてしまっては、損してしまうことになります。 そこでその銀器が92.5%の銀純度であることを保証するマークとして、ライオンパサントが導入されたわけです。 

歴史や伝統に格別なこだわりを持つイギリス人は、ライオンパサント(=横歩きライオンの刻印)にも特別な愛着があって、五百年の長きにわたって、この刻印を使い続けて今日に到っております。

ホースシューはイギリスではグッドラックの意味があって人々に好まれます。 縁起のよさが好まれ、パブの看板に蹄鉄三つが描かれて、写真三番目のような「Three Horseshoes」なんていう名前のパブもありますので、「ホースシュー=幸運」の図式はイギリス人の暮らしに深く根ざしていることが分かります。

ついでながら、シャーロック・ホームズの『白銀号事件』を読んでいましたら、ホームズの「I think that I shall put this horseshoe into my pocket for luck.(このホースシューは幸運があるように、私が貰っておきましょう。)」という台詞に出会いました。 この探偵小説は1892年12月に発表されていますので、少なくともヴィクトリアンの頃には、「ホースシュー=グッドラック(幸運)」の連想があったことが分かります。 シャーロック・ホームズ シリーズには、アンティークなヴィクトリアンの暮らし向きが読み取れる場面が豊富なので、注意して読むと面白いようです。

それから、蹄鉄の滑り止めはカルカン(Calkin)と呼ばれるのですが、ちょっと注意して見てみると、このホースシューのカルカンは左側に三つと右側に四つの合わせてラッキーセブンになっています。 ホースシューが本来持っている幸運の意味合いに、カルカンのラッキーセブンが掛け合わされて、ラッキーの二乗になっていることから、より効果のありそうなホースシューに作られているのです。 

それでは、なぜホースシューが好まれるようになったのか。 ヴィクトリア時代に書かれた 『The Horse Shoe, The True Legend of St. Dunstan and The Devil』 という書物には、ホースシューにまつわる伝説が書かれています。 その概要をご紹介してみましょう。

後にカンタベリー大司教になったセント・ダンスタンは、ハープを弾くのが上手で鍛冶屋の仕事もこなす器用な人でした。 ダンスタンが夜にハープを奏でていると、デビルがやって来て邪魔をするようになりました。 デビルの悪戯に困ったダンスタンは一計を案じて、蹄鉄を取替えに来たデビルの蹄足にホースシューの留め釘を深く打ち込んだのでした。 

痛がるデビルにダンスタンはこう言います。 「これからは礼拝の邪魔をしないこと、音楽を奏でる邪魔をしないこと、そしてホースシューを掲げた家には寄り付かないこと。 これを守るなら直して進ぜよう。」 デビルはダンスタンと契約をかわし、以降はホースシューが魔除けの役割を果たすようになり、さらには Good Luck をもたらすお守りとされるようになったのでした。

スターリングシルバー GOOD LUCK ホースシュー ペンダントヘッド


ホースシュー伝説のヴィクトリアン本 『The Horse Shoe, The True Legend of St. Dunstan and The Devil』の挿絵
デビル除けのホースシューを逆U字型に取り付けています。





今ではU字置きが普通ですが、逆U字置きが好まれたのがヴィクトリア時代。

いつの時代に上下逆転が起こったのか、一つの手掛かりがこちらです。

二つのポストカード、上は1918年の消印で逆U字置き、下は1927年でU字置き。1919年には第一大戦が終結しています。私は戦争のインパクトがGOOD LUCK ホースシューをもひっくり返したとみてます。

第一次大戦とデザイン、詳しくはigirisumonya.com/19377の解説記事もご覧ください。





No. 20111 スターリングシルバー GOOD LUCK ホースシュー ペンダントヘッド SOLD
写真で見てホースシューの横の長さ 2.4cm、縦 2.3cm、最大厚み 3mm、1931年 バーミンガム、SOLD
スターリングシルバー GOOD LUCK ホースシュー ペンダントヘッド





No. 20116 アンカー & ライオンパサント スターリングシルバー ペンダントヘッド with ブリティッシュ ホールマーク
本体の縦長 3.85cm、横 1.9cm、厚さ 1mm、ペンダントヘッドの重さ 8g、ライオンパサントの横幅 4.5mm、1977年 バーミンガム、一万二千円

通常の銀製品よりも大きなホールマークがしっかりと刻印され、ブリティッシュ スターリングシルバー ホールマークの見本のような銀のペンダントヘッドです。 

英国シルバーホールマークのデザインそのものを楽しむ趣向のアクセサリーと言えましょう。 アンカーやライオンパサントは横幅 4.5ミリほどの大きさがあって、ブリティッシュホールマークしては、かなりのサイズになっていると思います。

インゴット型ペンダントヘッドの派生系になりますが、横幅があって存在感のある純銀の板といった風情の品です。 ただし、インゴットのようには厚みがないので、重さは8グラムとなっていて、身に着けるアクセサリーとしてはちょうどよいと思います。 

ホールマークは上から順にメーカーズマーク、バーミンガム アセイオフィスのアンカーマーク、スターリングシルバーを示すライオンパサント、1977年のデートレターで、さらにその下にはスターリングシルバーの純度を示す「925」刻印と、天秤の形をしたコモン コントロール マークがあります。

ホールマークの中でデザインが分かりやすくて、注目を集めやすいのは、やはりアンカーとライオンになりましょう。 

上から二つ目にあるアンカーが大きめで目立って見えることも気に入っています。 これはバーミンガム アセイオフィス マークであるわけですが、この品が刻印のデザインそのものを楽しむ趣向を持っているという意味では、アンカーモチーフについて追記しておいてもよいでしょう。

モチーフとしてのアンカーにはかなり古い歴史があります。 世界史で習ったローマ時代のカタコンベには、クロスに見立てたアンカーがありました。 当時はキリスト教が国教となる以前のことで、アンカーをクロスの代用とすることで信仰を守る必要があった時代でした。

そうした背景があって、アンカーは初期のクリスチャンモチーフとなりました。 そしてアンカーのクロス的側面を重視する場合には、アンカーのことを「聖クレメントのクロス」とか、「マリナーズ(船乗りの)クロス」と呼びます。 さらに時代が下って、ヴィクトリアン後期からエドワーディアンの頃になると、イギリスではシーサイドリゾートが人気となり、マリンモチーフのファッション性が好まれました。 

クリスチャンモチーフとしてのアンカーには、クロスの代用という意味合いの他にも、「Hope(希望)」や「Steadfastness(しっかりしていること)」を表象する意味合いも含まれています。 あるいはまた、船が抜錨して次の目的地に向かうという連想から、「Fresh Start(新たな出発)」をシンボライズするモチーフともなっています。

ブリティッシュ ホールマークは銀の純度を保証し、製作年等を記録するという実用目的で、中世の時代に始まった制度ですが、ライオンパサントやバーミンガムのアンカーなど装飾性が高いこともあって、いつの頃からか、ホールマークのデザインそのものを楽しむ趣向のアクセサリーも作られるようになりました。 

上から三つ目にあるライオンの刻印は、英国製スターリングシルバーの銀純度を保証するマークになりますが、このライオンパサントの歴史について少し解説しておきましょう。 この歩きライオンのマークが初めて導入されたのは今から500年ほど前の1544年のことになります。 これは当時テューダー朝のヘンリー八世が行った低品位銀貨の鋳造と関係があります。 
歴史上どこの国でも財政が逼迫してくると、悪貨を鋳造することがひろく行われてきました。 日本の江戸時代にも同じようなことがあったと思います。 銀貨と銀器がほぼ同等な価値を持っていた昔の時代にあっては、お上の定める低品位銀貨の価値でもって、高品位な銀器と交換されてしまっては、損してしまうことになります。 そこでその銀器が92.5%の銀純度であることを保証するマークとして、ライオンパサントが導入されたわけです。 

アンカー & ライオンパサント スターリングシルバー ペンダントヘッド with ブリティッシュ ホールマーク


No. 20040 スターリングシルバー ケルティック クロス with ブリティッシュ シルバー ホールマーク
クロスの縦(留め具含む) 2.9cm、横 2.3cm、重さ 6g、最大厚み 2.5mm、1976年 バーミンガム アセイオフィス、一万一千円

メーカーズマークの「AH」が目立つので、イニシャルが「AH」の方に持っていただいたら、面白いだろうと思います。

写真二番目で見えるように、裏面には四つのブリティッシュ ホールマークがしっかり深く刻印されています。 ホールマークは順に「AH」のメーカーズマーク、バーミンガム アセイオフィスのアンカーマーク、スターリングシルバーを示すライオンパサント、そして1976年のデートレターです。

ソリッドなスターリングシルバーのクロスです。比較的近年の銀製品になりますが、それでも今から四十年以上前の1976年に作られていることが、ブリティッシュ シルバー ホールマークを読み取ることから分かります。 クロスの中央が一段高くなった構造で、この辺りが最大厚みの2.5ミリとなっています。 ソリッド(solid)とは、このクロスがホロー(中空)構造ではなくて、中まですべてが銀の稠密構造であることを言います。

クロスのセンターにある輪の部分がデフォルメされたデザインで、一般に、このタイプのクロスも広くケルティック クロスと呼ばれます。 

遠く歴史をたどりますと、このケルティック クロスのモニュメントは英国西部のコーンウォール地方からウェールズ、スコットランド西方諸島、そしてアイルランドに分布していて、千二百年以上前のケルト人によって建てられたものです。 

ケルティックとは「ケルト人の」という意味です。 英国史においてケルト系の人達とは、もともとのイギリス先住民で、民族大移動によって欧州大陸方面からノルマン系住民が流入して支配的な地位を占めるようになると、次第に辺境の地へ追いやられていった人たちです。

彼らが追われた辺境とは、スコットランド、ウェールズ、英国西部のコーンウォール、そしてアイルランド等でした。 とは言っても、支配と被支配という関係だけではなく、結局は婚姻などで入り混じって今日のイギリス人が出来あがっています。 ちなみにロンドンという地名やテムズ川の名前はケルトの名称だそうですし、今日の英国人は自分たちのことをブリトンと呼びますが、このブリトンとは元々ケルトの一部族の部族名でした。


それから、円卓の騎士アーサー王は、コーンウォールで生まれたとされる伝説的なケルトの王様です。

関連記事:【Tintagel アーサー王伝説の村、英国 アンティークの根っこをたどる旅】
スターリングシルバー ケルティック クロス with ブリティッシュ シルバー ホールマーク


No.20039 どんぐり3つのスリーエイコーン ナショナルトラスト 銀メダル ロイヤルミント製 オリジナルケース入り
直径 3.9cm、重さ 26g、厚み 2ミリ強、1976年 ロンドン アセイオフィス、一万七千円

どんぐりと樫はナショナルトラストのシンボルです。

https://www.nationaltrust.org.uk/

https://twitter.com/nationaltrust


ロイヤルミントとは、英国王室造幣局を指します。 側面部分にはブリティッシュ シルバーホールマークが刻印されています。 また、Cicely Elizabeth Perringの刻印もあります。 ホールマークは順にメーカーズマーク、スターリングシルバーを示すライオンパサント、ロンドン レオパードヘッド、そして1976年のデートレターになります。

どんぐりのデザインが可愛らしい銀でありますが、このどんぐりには、歴史および文化的な背景からイギリスでは、なかなかに深遠な意味合いが含まれており、こうしたモチーフのよさがポイントになる銀と思います。

どんぐり3つのスリーエイコーンは、繁栄を象徴するクリスチャンモチーフで、教会のステンドグラスなどでも、よく見かけます。

エイコーン(Acorn=どんぐり)は古代ローマまで遡れるモチーフの一つです。 ケルティックやスカンジナビアン アートにおいても、Life(生命)、Fecundity(豊かさ、生産力)、Immortality(永久になくならないこと)を表象するモチーフとして好まれてきました。 そして繁栄をシンボライズするクリスチャンモチーフとして、今日にも引き継がれています。

英語には、『Every oak must be an Acorn.(樫の大樹も元々はみなどんぐり)』という諺があって、一粒の小さなどんぐりで、樫の大木をシンボライズしているケースもしばしば見受けます。

「3」という数、日本でもそうだと思いますが、英語ではラッキーナンバーに通じるものがあって、縁起物ではよく出会う数字です。 ホースシューでご紹介したことがある「Three Horseshoes」もそうですし、チェスター アセイオフィスの「Three Wheat Sheaves(3つの麦束)」も同様でしょう。 

キリストが生まれた時に訪ねてきたという「東方の3賢人」の例もあります。 マクベスの「Three Witches」はどうでしょうか、これはなにかと「3」だと、おちつきがよいということかも知れません。 日本でも「3度目の正直」、「仏の顔も三度」、「二度あることは三度ある」など馴染み深いもので、「3」にこだわる意味合いには納得感がありそうに思うのです。

ナショナル トラスト どんぐり3つのスリーエイコーン 銀メダル ロイヤルミント製 オリジナルケース入り(英国 アンティーク シルバー 英吉利物屋)ナショナル トラスト どんぐり3つのスリーエイコーン 銀メダル ロイヤルミント製 オリジナルケース入り(英国 アンティーク シルバー 英吉利物屋)


No. 20036 スターリングシルバー ペンダントヘッド with ブリティッシュ ホールマーク SOLD
インゴットの縦(留め具含まず) 3.6cm、横 1.6cm、厚さ 2mm弱、重さ 11g、1978年 バーミンガム、SOLD

このペンダントヘッドは大きなブリティッシュ ホールマークが刻印されているわけではないので、インゴット型の本流と呼べるかどうか分かりませんが、本体部分の形状や作られた年代から考えると、インゴット型の派生系シルバー アクセサリーと言ってよいでしょう。

スターリングシルバー ペンダントヘッド with ブリティッシュ ホールマーク(英国 アンティーク シルバー 英吉利物屋)


No. 20034 フランス製 シルバー 船舵 ペンダントヘッド SOLD
最大外直径 3.4cm、銀の最大厚み 3mm強、重さ 13g、19世紀終り頃のフランス製、SOLD

かなり持ちはかりがあって、しっかりした銀の質感が心地よいフランス製シルバー 船舵 ペンダントヘッドです。 ホイール最上部の銀円環につながる取り付け部にはフランス製のシルバーであることを示すホールマークが刻印されています。

フランス製シルバーホールマークや、モチーフ、そして細工の様子から見て、フランスやイギリスで海浜リゾートブームがあった19世紀終り頃に作られた銀と思います。 

モチーフとしての舵=ホイールはTime(時の経過)、Fortune(運勢、幸運、財産)、Sun(太陽)等をシンボライズするデザインです。 また、クリスチャンモチーフとしての意味合いにおいては、St.キャサリンを表象するデザインとされます。 そうした中で特に中世の昔にあってはFortuneの意味合いが重視されていました。 パリのノートルダム寺院やアミアン大聖堂のゴシック建築に見られる中世の円形窓は、Wheel of Fortuneを表現していると言われます。

時をくだって、船舵のデザインはマリンモチーフが流行った頃の影響が出ているとも考えられます。 19世紀終り頃から20世紀の初頭にかけて、イギリスやフランスの海浜リゾートが賑わって、ロープや船の舵、波、シーガル、ヨットといったマリンモチーフが人気となったのです。 そしてマリンモチーフの中でも船舵デザインは、未知の海原に途を切り拓いていくポジティブイメージを示すデザインとして好まれたものです。

さらに、シルバーという素材は幸福に通じることから、銀の船舵でダブルGood Luckとなっています。

フランス製 シルバー 船舵 ペンダントヘッド





No. 20110 スターリングシルバー グッドラック ホースシュー ペンダントヘッド with ブリティッシュ シルバーホールマーク
写真で見てホースシューの横の長さ 2.4cm、縦 2.3cm、最大厚み 3mm、1932年 バーミンガム、 SOLD
スターリングシルバー グッドラック ホースシュー ペンダントヘッド with ブリティッシュ シルバーホールマーク







英国 アンティーク 英吉利物屋 トップへ 新着品物 一覧へ アンティーク情報記事 一覧へ 英吉利物屋ご紹介へ
Twitter 英吉利物屋 (英国アンティークの気付きを)