いぎりすもんや は英国発信のアンティーク情報サイトです。
  良い品をイギリスから直接、お求め易い価格でお届けします。

英国 アンティーク シルバー 英吉利物屋 トップ(取り扱い一覧)へ 新着品物 一覧へ アンティーク情報記事 一覧へ 英吉利物屋ご紹介へ

アンティーク ポストカード 2

アンティーク ポストカードは昔の服装や暮らしぶりが分かって楽しいですし、やはり絵や写真など見るアンティークの華やかさはよいものです。 少しずつコレクションをご紹介していけたらと思います。

アンティーク ポストカードの手持ち品は http://www.igirisumonya.com/postcard1.htm へ移しました。


No. 16020 エドワーディアン ポストカード パリからロンドン宛 SOLD
縦の長さ 14.1cm、横の長さ 8.8cm、1902年 パリからロンドン宛、SOLD
この女性、なんとなくダイアナ妃に似ているような。

パリの消印は1902年1・4日17:45です。 
ロンドンの消印は翌日25日の朝 6:45となっています。

パリで夕方に出した葉書が、郵便事務や輸送を経て、翌日早朝にはロンドン到着です。 当桙フロンドンでは朝早くから夜遅くまで、一日に六回ほど郵便配達がありましたから、この葉書も朝食の頃には配達されていたことでしょう。 百年以上前の郵便でありますが、当桙フ郵便の早さに驚かされます。 

郵便以降の時代には、通信闥iとして電信や電話が発達して、郵便に早さを求める要請は次第に減っていきました。 ところが、郵便が通信闥iのメインであった時代には、郵便の高速化が極限まで進められていたのです、百年以上前の社会の様qを伝える、興味深いアンティークな資料と思います。

ポストカード専用ホルダーに入れてお送りします。
エドワーディアン ポストカード パリからロンドン宛


No. 14924 I want to see the dear old home again (2) アンティーク ポストカード(未使用) SOLD
横の長さ 8.8cm、縦の長さ 13.9cm、Bamforth & Co Ltd作、Printed in England、1910年代の英国製、SOLD
未使用品で切手や消印から製作年を推定することは出来ませんが、1914年から1919年までの第一次大戦中に作られたポストカードで間違いないでしょう。 O枚セットの連作もので (1)と (3)もありますので、順にアップいたします。

下の方には次のようにあります。
I want to see the dear old home again,
The cottage in the little winding lane;
I can see the roses climbing, I hear the sweet bells chiming,
And I'm longing for the old home again.

ビートルズに『The long and winding road』という有名な曲があります。 winding laneも曲がりくねった小道で、同じようなものです。 やはりwinding laneやwinding roadというのは、いかにもイギリス風な景観なのでしょう。 

ヤで旅をすると思うのですが、イギリスの道は確かに曲がりくねったものが多いです。 フランスに行ってみると、その違いがよく分かります。 田ノの方に行ってみてもフランスは直線道路が多くて、イギリスの道は曲がりくねっている、不v議な差異と思います。

sweet bells chimingとあるのは、教会の鐘が聞こえるということでしょう。 イギリスに住んで旅して、遠くから教会のベルが聞こえてくると、不v議なもので、「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」に通じるような、なんだか翌ソ着いた安らぎを感じるものです。

Bamforth & Co Ltdという英国のカードメーカーが製作したシリーズ物の一枚ですが、テーマは「戦争中だけれども、早く帰りたいなあ。」というもので、当桙フ世相やイギリスという国のあり方を示すアンティークな資料として、興味深く思いました。

かつての日露戦争や太平洋戦争といった日本の戦争中であったら、厭戦気分を煽るようなこんな品はご法度だったと思います。 根性や精神論で戦争は勝てるものではなくて、何をしても勝つ国は勝つということを示しているようでもあります。
I want to see the dear old home again (2) アンティーク ポストカード(未使用)


No. 15077 エドワーディアン アンティーク ポストカード、百年前の誕生パーティーの様q SOLD
横の長さ 8.7cm、縦の長さ 13.8cm、一千四百円 SOLD
ハ真二番目に見えるように、裏面にはハーフペニー グリーン切手が貼ってあります。 今から百年ほど前のエドワーディアン ポストカードになります。 
百年ほど前のお誕生会の様qが分かるアンティークな資料です。

今日のイギリスでも子供たちの誕生パーティーは、家庭の年間行魔フ中でも大きなウェートを占めています。 ホームパーティーにするか、どこか会場を借りるか、どのくらいの人数のお友達を招待するか、招待状の手配や、出席の確認、バースデーケーキは手作りにするか、どこかで買ってくるか。 もちろんパーティーの進行企画も頭を悩ませます。 そしてお土Yを手配したり、袋詰めにしておいたり。

以前にあった我が家の事例をお話すると、ホームパーティーで英語の子供たちを仕切るのは、日本人の親にとってはけっこうたいへん。 そこで仕切り屋さんのクラウン(道化師)を依頼したこともありました。 考えてみると、こういうクラウンの仕魔請け負う人がいたり、いろんな会場が誕生会パッケージを売り出していたりと、この分野はイギリスにおける一大産業になっているようです。

ハ真のアンティーク ポストカードは、百年ほど前の誕生パーティーの様qが分かって、少なからず興味を惹かれます。 q供たちはおしゃれして集まってきています。 家の垣根にも花が飾ってありますが、これはこの家でこれからバースデー パーティーがありますよ、という目印になります。 

ホームパーティーでは招待の子供たちが親御さんに連れられて家にやってきますが、今日のイギリスでも誕生パーティーのある家は、なにか目印を掲げておくのが普通です。 今では風船ふくらませて門柱に付けたりして、バースデー パーティーの家はここですよと示すことが多いです。

ハ真のアンティークな資料によれば、百年前のエドワーディアン頃は目印に花飾りだったようで、そんなところからもイギリス暮らしの変遷が分かってきて、興味深く見ております。
エドワーディアン アンティーク ポストカード、誕生パーティーの様qエドワーディアン ハーフペニー グリーン切手が貼ってあります


No. 15099 ホースシュー飾り アンティーク ポストカード with ジョージ五世  ワンペニー レッド切手 SOLD
横の長さ 9.2cm、縦の長さ 14.2cm、SOLD
しっかりした紙ソのアンティーク ポストカードで、・ヘのレリーフ飾りには、幸運をもたらすとされるホースシューが四隅に配されています。 このポストカードは、消印も 1931年5・日としっかり読み取れます。 

このアンティーク ポストカードを手にして眺めていると、なんともノスタルジックな雰囲気が伝わってくるのですが、その理由は「Hand Tinted (あるいはPainted)」という手法にあります。 ハ真のポストカードはもともとは白黒ハ真で、それに後から色合いを添えているのです。 

当桙ヘカラーハ真が広く普及する以前のことでありました。 今ではまず見られない「Hand Tinted」という手法によって、アンティークな味わいが増しているように思います。

gわれている切手は King GeorgeX One Penny Red 切手です。 ちなみに、ジョージ五世は切手コレクターとしても有名です。 切手収集が「帝王の趣味」といわれるのはジョージ五世に由来します。

ハ真二番目をご覧いただくと、切手に描かれているのが英国王ジョージ五世のポートレートです。 ジョージ五世は1910年から1936年までの英国王で、その王妃がドールハウスでも有名なQueen Maryになります。 メアリー王妃はアンティークや刺繍が趣味の奥方でした。

ハ真の場所ですが、рヘ旅行でこの村に行ったことがあるように思います。 アガサ・クリスティーで有名なイギリス南西部の街トーキーから、ほど近いところにあるクッキングトンだろうと思います。
ホースシュー飾り アンティーク ポストカード with ジョージ五世  ワンペニー レッド切手


No. 15052 フランス製 アンティーク ポストカード SOLD
横の長さ 8.9cm、縦の長さ 13.9cm、1910年代後半のフランス製、SOLD
ハ真+絵の合わせ技になっているところがポイントで、とても興味を惹かれたフランス製 アンティーク ポストカードです。 
第一次世界大戦中のポストカードのようですが、あまり勇ましい感じはしなくて、むしろ三人がポーズを取っている様qは、ちょっと可笑しい感じもします。

ポーズの三人は写真ですが、闡Oの大砲や、右奥に見える大砲と兵隊さん二人は絵で描かれております。 おそらく手前の三人はスタジオでポーズを取ったものでしょう。 vえば、いかにもそんな感じが伝わって来ませんでしょうか。 

旗を手にした女性が戦場に立っているのも、よく考えればおかしな話と思いますが、フランス ロマン蜍`の代表画家ドラクロワの『民衆を導く自由の女神』の影響ではないかと考えております。 ポストカードに印刷された文字からフランス製と分かるのですが、ドラクロワの影響が見て取れるとなれば、いかにもフレンチなアンティーク ポストカードと言えるでしょう。 

絵画の『民衆を導く自由の女神』は世界jや美術jの教科書に出ていたと思いますので、ご存知の方も多いでしょう。 рヘ山川出版の世界j教科書で見たように記憶しております。

今日的な感覚からしますと、ハ真は写真、絵画は絵画であって、二つの要素が入り混じっているところには違和感があります。 しかし、百年ほど前のアンティーク ポストカードでは時に見られる手法であって、ハ真+絵の合わせ技であることが、ゥずからこのアンティークの古さを語っています。 
フランス製 アンティーク ポストカード


No. 4727 「Hand Tinted 」 アンティーク ポストカード SOLD
横の長さ 13.9cm、縦の長さ 8.8cm、一千五百円
このアンティーク ポストカードで興味深いところは、「Hand Tinted 」というノスタルジックな絵葉書作りの手法が見られることです。 ドレスの上に見えるポツポツした金色装飾、髪飾り、ペンダントヘッド、ブレスレット、そしてランプの一部にも金色の装飾があるのですが、これらはもともとの写真にはなかったもので、後から絵筆を使って描きこまれたものです。 かなり昔のポストカードだからこそ見られる手法で、いわば一枚一枚が手作りだったことが分かります。 

裏面をご覧いただくとポストカードと各国語で書かれておりますが、フランス語のCarte Postaleが最初で、英語のPostcardは四番目です。 この品はフランス製ということでしょう。 19世紀後半、イギリス絵葉書Y業は欧州諸国に遅れをとっていた時代があって、輸入物が多かった事情がありました。

前に広瀬武夫について書きましたが、彼とポストカードは大いに関係があります。

『ロシアにおける広瀬武夫』(島田謹二著)によれば、「広瀬という人は、ことがあれば手紙を書き、ことがなければ手紙を書く。O十六年何ヶ撃ゥの短生涯のうち書きしるした手紙の数は二千通に達する」らしいのです。 最初にこの本を読んだときには、昔の人はえらかった、とても真翌ヘ出来ないと思ったものですが、よく考えてみると、ポストカードの大流行という時代背景も大いに影響していたことが分かります。

世界的にみてポストカードの生産が特に多かった時代は1890年代から1910年代になります。 イギリスにおけるポストカード熱狂時代の頂点は1903年と言われます。 広瀬武夫がロシア留学そして駐在武官であったのは明治三十年(1897年)から明治三十五年(1902年)のことで、まさにこの時代と重なっているのです。

昔のポストカードをあれこれ見ていて感じるのですが、メッセージが短いものが多くて、それは見習ってみたいと思うのです。 р燉キに出かけた時には、なるべく絵葉書を送るように心がけています。 電話やインターネットの時代だからこそ、旅先から絵葉書を出してみる。 短い文章でさっと書いて、さっと出す。 これが極意なんだろうなと。
「Hand Tinted 」 アンティーク ポストカード


No. 4724 「Hand Tinted 」 アンティーク ポストカード SOLD
横の長さ 13.9cm、縦の長さ 8.8cm、一千五百円
ハ真のアンティーク ポストカードの興味深いところは、「Hand Tinted 」というノスタルジックな絵葉書の作り方が見られるところにあります。 ドレスや髪飾り、そしてブレスレットやランプの一部に金色の装飾があるのですが、これらはもともとの写真にはなかったもので、後から絵筆を使って描きこまれたものです。 かなり昔のポストカードだからこそ見られる手法で、いわば一枚一枚が手作りだったことが分かります。 

裏面をご覧いただくとポストカードと各国語で書かれておりますが、フランス語のCarte Postaleが最初で、英語のPostcardは四番目です。 この品はフランス製ということでしょう。 19世紀後半、イギリス絵葉書Y業は欧州諸国に遅れをとっていた時代があって、輸入物が多かった事情がありました。

前に広瀬武夫について書きましたが、彼とポストカードは大いに関係があります。

『ロシアにおける広瀬武夫』(島田謹二著)によれば、「広瀬という人は、ことがあれば手紙を書き、ことがなければ手紙を書く。O十六年何ヶ撃ゥの短生涯のうち書きしるした手紙の数は二千通に達する」らしいのです。 最初にこの本を読んだときには、昔の人はえらかった、とても真翌ヘ出来ないと思ったものですが、よく考えてみると、ポストカードの大流行という時代背景も大いに影響していたことが分かります。

世界的にみてポストカードの生産が特に多かった時代は1890年代から1910年代になります。 イギリスにおけるポストカード熱狂時代の頂点は1903年と言われます。 広瀬武夫がロシア留学そして駐在武官であったのは明治三十年(1897年)から明治三十五年(1902年)のことで、まさにこの時代と重なっているのです。

昔のポストカードをあれこれ見ていて感じるのですが、メッセージが短いものが多くて、それは見習ってみたいと思うのです。 р燉キに出かけた時には、なるべく絵葉書を送るように心がけています。 電話やインターネットの時代だからこそ、旅先から絵葉書を出してみる。 短い文章でさっと書いて、さっと出す。 これが極意なんだろうなと。
「Hand Tinted 」 アンティーク ポストカード


No. 4438 Many Happy Returns アンティーク ポストカード SOLD
横の長さ 14.2cm、縦の長さ 9.1cm、1930年代の英国製、SOLD
しっかりした紙ソのアンティーク ポストカードで、・ヘのレリーフ飾りもかなりの立体感があります。 

このアンティーク ポストカードの見所は次の三点でしょう。

(1) The Telephone saves Time and Moneyの消印
(2) 「Hand Tinted」という手法
(3) 午後九時半の消印(1933年2・日)

裏面をご覧いただくと、消印に「The Telephone saves Time and Money」というスタンプが使われているのが分かります。 この消印にはポストカード マニアックの終焉と、イギリスにおける電話の時代の到来が見て取れることから、歴史ミ会学的な資料として興味深く思います。

『The Victorian House(Judith Flanders著)』という本によると、ヴィクトリア梠繧フイギリスにおいては、ものすごい数のポストカードが行き来していたようです。 当桙フイギリス都s部では、郵便配達が一日に五、六回に及んでいました。 職場で働く旦那さんが、ランチタイムの頃に、奥様宛に「今日の帰宅は午後六桙フ予定です。Love」とか書いてポストカードを送れば、夕方までに届くという状況だったのです。

電話が広く普及する前のことで、多くの人たちにとって、ちょっとした用魔伝える手段として、郵便システムがこれほどに発達していたのです。 ヴィクトリア梠繧ナもまだ前期にあたる1851年の新聞『The Times』に掲載された投書の例がありました。 それによると、ロンドンで午後一時半に投函された手紙が、その日の午後四桙ノなっても、3キロ離れた宛先に届かなかったという苦情だったのです。 逆に言うと、当桙フロンドンではそれが当たり前だったわけで、百五十年前のイギリス郵便、恐るべしだったのです。

それほどまでに便利であったイギリスの郵便制度ですが、二十世紀に入ると電話という文明に利器が登場してきて、イギリスにおけるポストカード人気は1910年代ころにピークを迎えることになります。

電話が普及するには時間がかかりましたが、このポストカードが遣り取りされた1933年当桙ノは、多くの人々に対して「The Telephone saves Time and Money」というメッセージを送り、電話の利用を促進させようという時代にまでなっていたということを示しています。

gわれている切手は King GeorgeX One Penny Red 切手です。 ちなみに、ジョージ五世は切手コレクターとしても有名です。 切手収集が「帝王の趣味」といわれるのはジョージ五世に由来します。

昔のポストオフィスは朝早くから夜遅くまでやっていました。 そういえばシャーロック・ホームズの探偵小説の中でも、夜遅くに電報を打つ場面があったような。 それでも午後九時半の消印というのはちょっと驚きです。 当桙フ郵便局が夜はいつまで営業していたのか、調べてみてもなかなか資料は見つからないもので、裏付けになるアンティークな資料性にも注目です。

ハ真二番目をご覧いただくと、切手に描かれているのが英国王ジョージ五世のポートレートです。 ジョージ五世は1910年から1936年までの英国王で、その王妃がドールハウスでも有名なQueen Maryになります。 メアリー王妃はアンティークや刺繍が趣味の奥方でした。 



No. 4468 London Pride 花言葉 Frivolity アンティーク ポストカード(未使用) SOLD
横の長さ 9.0cm、縦の長さ 14.1cm、ヴィクトリアン終り頃からエドワーディアン頃の英国製、一千六百円
London Pride 花言葉 Frivolity アンティーク ポストカード(未使用)


No. 4467 Yellow Carnation 花言葉 Disdain アンティーク ポストカード(未使用) SOLD
横の長さ 14.2cm、縦の長さ 9.2cm、ヴィクトリアン終り頃からエドワーディアン頃の英国製、一千六百円
Yellow Carnation 花言葉 Disdain アンティーク ポストカード(未使用)


No. 4436 Raphel Tuck & Sons エドワーディアン ポストカード with King Edward Z blue-green Half Penny 切手 SOLD
横の長さ 8.8cm、縦の長さ 13.7cm、1907年、Raphel Tuck & Sons作、一千八百円
q供たち三人e粲いてお祈りしています。 イースターも近いので、こういうアンティーク ポストカードもいいかなと思いました。 

今から百年以上前のエドワーディアン アンティークになります。 Raphel Tuck & Sons というのは、英国のアンティーク ポストカード界にあっては、有名ブランドの一つになりますので、名前を覚えておかれてもよいでしょう。

ハ真二番目をご覧いただくと、裏面の左上に王室御用達を示すロイヤルワラントが見えています。 消印は1907年2・8日、エドワードオ世のblue-green Half Pennyスタンプが貼ってあるのもポイントです。 
Raphel Tuck & Sons エドワーディアン ポストカード with King Edward Z blue-green Half Penny 切手


No. 4432 My Turn Next ポストカード SOLD
横の長さ 8.8cm、縦の長さ 14.1cm、Valentine & Sons Ltd作、一千円
Valentine & Sons Ltdは、エドワーディアン頃から1960年代後半まで続いたメーカーで、イギリスのアンティーク ポストカード集家にとっては有名銘柄の一つです。 

お母さんウサギが抱えているのはハニーのポットで、ウサギの子供たちに順番に蜂蜜をなめさせています。 後ろにある棚の上にもハニーポットが見えています。 My Turn Nextというのは、「氓ヘ私の番よ。」という感じですが、イギリスの子供たちはこの言葉を本当によく使うものです。 幼い子供たちにとって最重要フレーズのひとつと言ってよいでしょう。

もうすぐイースターですが、イースターのシンボルの一つにウサギがあって、イースターバニーと呼ばれます。 昨日の夕方、野歩きに出ましたところ、今春初めてウサギの赤ちゃんが、フィールドをちょこちょこ歩いているのを見かけました。 ウサギは多産や繁栄のシンボルとしてイースターに尊ばれるものですが、やはりちょうどこの頃に野山で多く見かけるようになるタイミングのよさがあるのだろうなと思いました。



No. 4427 Good Luck and Happy Days アンティーク ポストカード with King GeorgeX One Penny Red 切手 SOLD
横の長さ 9.1cm、縦の長さ 14.0cm、1927年 英国製、二千円
このアンティーク ポストカードの見所は次の三点でしょう。

(1) グッドラック ホースシュー
(2) 「Hand Tinted」という手法
(3) 午後九時半の消印(1927年2・日)

gわれている切手は King GeorgeX One Penny Red 切手です。 ちなみに、ジョージ五世は切手コレクターとしても有名です。 切手収集が「帝王の趣味」といわれるのはジョージ五世に由来します。

ホースシューはイギリスではグッドラックの意味があって人々に好まれます。 縁起のよさが好まれ、パブの看板に蹄鉄Oつが描かれて、ハ真O番目のような「Three Horseshoes」なんていう名前のパブもありますので、「ホースシュー=幸運」の図ョはイギリス人の暮らしに深く根ざしていることが分かります。

ついでながら、シャーロック・ホームズの『白銀号膜潤xを読んでいましたら、ホームズの「I think that I shall put this horseshoe into my pocket for luck.(このホースシューは幸運があるように、рェ貰っておきましょう。)」という台詞に出会いました。 この探偵小説は1892年12撃ノ発表されていますので、少なくともヴィクトリアンの頃には、「ホースシュー=グッドラック(幸運)」の連想があったことが分かります。 シャーロック・ホームズ シリーズには、アンティークなヴィクトリアンの暮らし向きが読み取れる場面が豊富なので、注意して読むと面白いようです。

昔のポストオフィスは朝早くから夜遅くまでやっていました。 そういえばシャーロック・ホームズの探偵小説の中でも、夜遅くに電報を打つ場面があったような。 それでも午後九時半の消印というのはちょっと驚きです。 当桙フ郵便局が夜はいつまで営業していたのか、調べてみてもなかなか資料は見つからないもので、裏付けになるアンティークな資料性にも注目です。

ハ真二番目をご覧いただくと、切手に描かれているのが英国王ジョージ五世のポートレートです。 ジョージ五世は1910年から1936年までの英国王で、その王妃がドールハウスでも有名なQueen Maryになります。 メアリー王妃はアンティークや刺繍が趣味の奥方でした。 
Good Luck and Happy Days アンティーク ポストカード with King GeorgeX One Penny Red 切手


No. 4423 Lily-of-the-Valley エドワーディアン ポストカード with King Edward Z blue-green Half Penny 切手 SOLD
横の長さ 9.0cm、縦の長さ 14.0cm、1910年、SOLD
今から百年ほど前のエドワーディアン ポストカードです。 消印は1910年2・8日午後6・5分ということで、裏面にはエドワードオ世のblue-green Half Pennyスタンプが貼ってあるのもポイントです。 

なめらかで柔らかな青白い花でありながら、凛としたたたずまいのスズランは、遠い昔から「Purity(純粋)」のクリスチャンシンボルとされてきました。 英国ではLily-of-the-Valleyと呼ばれますが、いくつものベルシェイプの花がうつむきかげんに咲く、そのエキゾチックな雰囲気がヴィクトリアンからエドワーディアンの人々に特に好まれたようです。

伝説によれば聖母マリアの涙が「Lily-of-the-Valley」になったとされ、この花は別名「Our Lady's tears(聖母マリアの涙)」とも呼ばれます。 中世のイングランドにおいては野の花でしたが、聖母マリア伝説や、「Return of Happiness(幸せの再来)」という花言葉が好まれたこともあって、汨謔ノイングリッシュ ガーデンフラワーとして取り入れられていくようになりました。

アンティークのポストカードをいろいろ見ていて思うのですが、メッセージが短いものが多くて、カードに親しむあり方として見習ってみたいと、以前に書きました。 調べるうちに、なぜ短いメッセージのアンティーク ポストカードが多いのか、その背景が分かってきました。 

『The Victorian House(Judith Flanders著)』という本によると、ヴィクトリア梠繧フイギリスにおいては、ものすごい数のポストカードが行き来していたようです。 当桙フイギリス都s部では、郵便配達が一日に五、六回に及んでいました。 職場で働く旦那さんが、ランチタイムの頃に、奥様宛に「今日の帰宅は午後六桙フ予定です。Love」とか書いてポストカードを送れば、夕方までに届くという状況だったのです。

電話が広く普及する前のことで、多くの人たちにとって、ちょっとした用魔伝える手段として、郵便システムがこれほどに発達していたのです。 ヴィクトリア梠繧ナもまだ前期にあたる1851年の新聞 『The Times』に掲載された投書の例がありました。 それによると、ロンドンで午後一時半に投函された手紙が、その日の午後四桙ノなっても、3キロ離れた宛先に届かなかったという苦情だったのです。 逆に言うと、当桙フロンドンではそれが当たり前だったわけで、百五十年前のイギリス郵便、恐るべしだったのです。

このカードの消印から郵便局の受付が午後6・5分と分かりますが、二十一世紀の今日ではその時間には郵便局はもうとっくに閉まっています。 百年前の郵便局員さんは、ずいぶんと働き者であったし、そうであることを世の中も期待していたということです。

アンティーク ポストカードは昔の暮らしが分かって楽しいですし、やはり絵や写真など見るアンティークの華やかさは良いものです。 少しずつコレクションをご紹介していけたらと思います。
Lily-of-the-Valley エドワーディアン ポストカード with King Edward Z blue-green Half Penny 切手


No. 4158 A Happy Easter グリーティング アンティーク ポストカード(未使用) SOLD
横の長さ 14.0cm、縦の長さ 9.0cm、エドワーディアン頃の英国製、八百円
クロスの部分は銀色で、お花の方にもシルバーの微粒子があって、控えめながらもキラキラします。 文字の部分はレリーフ状に浮き上がっていて、裏面から見ると型押し跡が残っています。

イースター(=復活祭)とは、キリストの復活を祝う祭日で、春分の日以降最初の満撃フあとの最初の日曜日と決まっています。 キリスト教にかかわる人々にとっては、クリスマスに次ぐ重要な行魔ニいえましょう。 この頃には英国標準桙焜Tマータイムに切り替わり、夕暮れ時も日に々々長くなっていきます。 
A Happy Easter グリーティング アンティーク ポストカード(未使用)





No. 4311 Hope アンティーク ポストカード with King GeorgeX Half Penny Green切手 SOLD
縦の長さ 13.9cm、横の長さ 8.9cm、1911年、SOLD
アンカーは海を象徴するマリンモチーフであると同時に、クリスチャンシンボルとして Hope(希望)やSteadfastness(しっかりしていること)を意味することもあります。 クリスチャンシンボルとしてのアンカーには長い歴史があり、古代ローマ梠繧フ初期キリスト教徒が、当桙ヘ迫害を受けていた為、クロスに見立てたアンカーを密かにカタコンベで大切にしていた頃からのつながりがあるのです。

裏面をご覧いただくと、ジョージ五世のHalf Penny Green スタンプが貼ってあるのもポイントになっています。 消印は 「22 DEC 11」とありますので、1911年12・2日となりましょう。

ハ真二番目に見えるように、「By Appointment to Her late Majesty」とあって、ライオンとユニコーンの姿を描いた王室御用達を示すロイヤルワラントが付いているのもよいと思います。
Hope アンティーク ポストカード with King GeorgeX Half Penny Green切手


No. 4229 With Hearty Christmas Greetings アンティーク ポストカード with King GeorgeX Half Penny Green 切手 SOLD
横の長さ 8.6cm、縦の長さ 13.8cm、1916年、一千二百円
消印は1916年12・3日、切手はKing GeorgeX Half Penny Greenが貼ってあります。 裏面左側には、The P.N. Series of Artistic Cardsとあります。

このアンティーク ポストカードを手にして眺めていると、なんともノスタルジックな雰囲気が伝わってくるのですが、その理由は「Hand Tinted (あるいはPainted)」という手法にあります。 ハ真のポストカードはもともとは白黒ハ真で、それに後から色合いを添えているのです。 

当桙ヘカラーハ真が広く普及する以前のことでありました。 今ではまず見られない「Hand Tinted」という手法によって、アンティークな味わいが増しているように思います。



No. 4226 Best Love アンティーク ポストカード with King GeorgeX Half Penny Green(Hair light)切手 SOLD
横の長さ 8.6cm、縦の長さ 13.5cm、1913年、SOLD
ハ真二番目で見えるように、裏面をご覧いただくと、ジョージ五世のHalf Penny Green(Hair light) スタンプが貼ってあり、このアンティーク ポストカードの大きな特徴になっています。 
ジョージ五世の治世は1910年から1936年までの26年間になります。 そのうち、。世の大方にあたる1912年以降の24年間については、ジョージ五世の横顔は真横を向いています。 ところが1910年から1912年途中までの二年間については、王様は横斜め前方を向いた肖像画になっており、この切手はKing GeorgeX Half Penny Green(Hair light)あるいは、King GeorgeX Half Penny Green(Hair dark)と呼ばれます。 

light とdarkというのは、髪の色に薄めと濃いめの二つのタイプがあるためですが、ともにその発行期間が二年ほどと短いことから、数ベあるKing GeorgeX Half Penny切手の中ではレアものになり、アンティークとしての評価が上がってきます。

消印は1913年8・3日 午後8・5分で、当桙フ郵便局は、ずいぶんと遅くまで仕魔していたことが分かり、興味深いところです。 ミ会史学の資料になりそうな、ほぼ百年前のアンティーク ポストカードであります。

ハ真のアンティーク ポストカードが出された頃の出来魔ニして、1912年:タイタニック号氷Rに衝突して沈没とか、1914年:第一次大戦始まる、などがあります。 あるいは日本では明治時代が終って大正時代になり、夏目漱石の『こころ』が世に出た頃のことであって、ずいぶん昔のことなのです。 アンティークを手にしていると、百年に近い時の経過があらためて身近に感じられるのは楽しいことです。

それから、もう一つ私が興味を惹かれたのは、このアンティーク ポストカードの宛名にあります。 Nr Oakhamとあるのは、郵便配達にあたってオークハムが目標となる大きな街ということで、「オークハム近くの」という意味です。 Knossingtonとあるのはノッシングトン村という感じでしょう。 ちなみに語尾のtonというのは、中世以前のサクソン&ノルマン梠繧ノ、スカンジナビアから渡って来たバイキングの言葉に由来し、小さな村を意味する接尾語になります。 

そうすると、この宛名書きは「オークハム近くのノッシングトン村のミス バーネットさんへ」ということになります。 ほぼ百年前のことになりますが、ずいぶんと小さな村だったのでしょうか? 日本で例えるなら「御茶ノ水近くの本郷村のバーネットさんへ」といった感じなわけで、こんなアドレスで手紙が届いてしまうのが凄いと思うのです。

考えてみるに、この時代は郵便番号システムも無かったことが、葉書に書いてある内容から想像がつきます。 郵便局員さんの知ッと経験を頼りに、このようなアドレスでも、英国中から手紙が集配されていたということなのです。
Best Love アンティーク ポストカード with King GeorgeX Half Penny Green(Hair light)切手


No. 4163 With Kindest Thoughts エドワーディアン ポストカード with King Edward Z blue-green Half Penny 切手 SOLD
横の長さ 8.7cm、縦の長さ 13.9cm、1906年、O千円
可愛らしい女の子とエンジェルに惹かれて求めました。 エドワーディアンのアンティーク ポストカードで、「With Kindest Thoughts」と題名がついています。 消印は「4:30PM、DEC 18、06」とありますので、1906年12・8日午後4・0分ということで、ロンドンから投函されています。 裏面にはエドワードオ世のblue-green Half Pennyスタンプが貼ってあるのもポイントです。 

アンティークのポストカードをいろいろ見ていて思うのですが、メッセージが短いものが多くて、カードに親しむあり方として見習ってみたいと、以前に書きました。 調べるうちに、なぜ短いメッセージのアンティーク ポストカードが多いのか、その背景が分かってきました。 

『The Victorian House(Judith Flanders著)』という本によると、ヴィクトリア梠繧フイギリスにおいては、ものすごい数のポストカードが行き来していたようです。 当桙フイギリス都s部では、郵便配達が一日に五、六回に及んでいました。 職場で働く旦那さんが、ランチタイムの頃に、奥様宛に「今日の帰宅は午後六桙フ予定です。Love」とか書いてポストカードを送れば、夕方までに届くという状況だったのです。

電話が広く普及する前のことで、多くの人たちにとって、ちょっとした用魔伝える手段として、郵便システムがこれほどに発達していたのです。 ヴィクトリア梠繧ナもまだ前期にあたる1851年の新聞 『The Times』に掲載された投書の例がありました。 それによると、ロンドンで午後一時半に投函された手紙が、その日の午後四桙ノなっても、3キロ離れた宛先に届かなかったという苦情だったのです。 逆に言うと、当桙フロンドンではそれが当たり前だったわけで、百五十年前のイギリス郵便、恐るべしだったのです。

それから、もう一つ、1900年頃のイギリスは高度に発達した郵便システムに支えられて、Postcard Craze(郵便はがき大流行)と呼ばれる状況になっていました。 街角のどこのお店でもポストカードが売られていて、早くて楽しいコミュニケーションツールとして、もてはやされていたのです。 それから百年後のインターネットブームを考えてみれば、当桙フ状況もあるていど想像が出来るように思います。

Postcard Crazeの中で、何でも集めることが好きなイギリス人たちのあいだでは、ポストカード集も広く始まっていたようです。 おもしろいことに、ハ真のポストカードは、まさにその実例となっています。 ハ真二番目をご覧いただくと、裏面のメッセージ欄にあるのは、「このポストカード、あなたのコレクションにどうかしら。 気に入ってもらえるといいんだけど。」とあって、用魔ヘそれだけなのです。

舶ィ学を生み出したイギリス人の収集癖については、「英吉利物屋のご紹介」にあります記魔烽イ参考まで。

アンティーク ポストカードは昔の暮らしが分かって楽しいですし、やはり絵や写真など見るアンティークの華やかさは良いものです。 少しずつコレクションをご紹介していけたらと思います。



No. 4197 Gertie Millar エドワーディアン ポストカード with King Edward Z blue-green Half Penny 切手 SOLD
横の長さ 8.7cm、縦の長さ 13.7cm、1910年 英国製、Real Photographic Opalette Series、二千円
Gertie Millarは、エドワーディアン頃のミュージカルで人気の高かった女優さんです。 ハ真二番目のように、裏面をご覧いただくと、消印がしっかり押してあって、King Edward Z blue-green Half Penny 切手が使われているのもポイントです。 

エドワードオ世は、ヴィクトリア女王の次にイギリス国王となった方で、その治世は1901年から1910年まで、これがエドワーディアンの時代です。 gわれているKing Edward Z blue-green Half Penny 切手との整合性を考えると、消印は1910年12・4日、つまりはクリスマスイブに出されたことが分かります。

メッセージの中にも、I wish you a very happy Xmas.とありますので、これはクリスマスカードと言うわけでした。

ついでに、Gertie Millarは二度の結婚をしていて、二度目の結婚で伯ン夫人となっています。

もうすぐ百年になろうという古さのポストカードなので、裏面左側には 「Real Photographic Opalette Series」との説明が見えています。 二十一世紀の今日から見ると、Real Photographic という言い方が、いかにもアンティークなわけで、ちょっとすごい感じがします。 
Gertie Millar エドワーディアン ポストカード with King Edward Z blue-green Half Penny 切手


No. 4135 Chemist's Shop YOKOHAMA アンティーク ポストカード with King GeorgeX Half Penny Green切手 SOLD
横の長さ 13.2cm、縦の長さ 8.6cm、1913年、O千円
Chemist's Shop YOKOHAMA とあるアンティーク ポストカードで、看板には『APOTHECARY(薬剤師 or薬局)、内外薬品医療器械舗、薬剤師 関忠吉』とあります。 右の方には『天狗煙草』の看板も見えています。

裏面をご覧いただくと、ジョージ五世のHalf Penny Green スタンプが貼ってあるのもポイントになっています。 消印はLONDONで 「SEP 22、13、2:30 PM」とありますので、1913年9・2日午後2・0分ということでしょう。 

ハ真の中の手掛かりをもとにして、このアンティーク ポストカードの背景について調べてみました。

明治時代の大半においては、タバコは国の専売品ではなく、民間の製造業者が作っていました。 五千ものメーカーが宣伝合戦をしながら、約十万槊銘柄を売っていたそうです。 その中でも大手のメーカー岩谷商会のブランドが『天狗煙草』でありました。 しかしながら日露戦争の戦費調達の為に、明治37年(1904年)に煙草専売法が施行され、民営たばこの時代は終りました。

天狗煙草の看板の下に、『アッキス』の看板も見えていますが、これも民間タバコの一つです。 東京大学総合研究舶ィ館の画像アーカイヴスで、明治36年2・1日発行の新聞に紙巻煙草 『アッキス』の広告を見つけましたので、ご覧になってください。

瞼朝報 、明治 36 年 2 ・21 日発行
http://www.um.u-tokyo.ac.jp/umdb/newspaper1000/jpeg-s/00051.jpg

以上から分かることは、ハ真の横浜は煙草専売法以前の、おそらく明治三十年代の様qであろうということです。 ポストカードの消印を見ると、SEP 22 130のように見えるので、13年なのか30年なのか迷いましたが、ハ真が撮られた年代、ポストカードが販売された年代、そしてKing GeorgeX Half Penny Green切手が使われていること、これらを整合的に説明できるのは1930年ではなく、1913年と考えられます。

なお、アンティーク ポストカードについては、お客様のご都合にあわせて、お取り置きを長めに承ります。 ご注文はいつでも承りますが、お急ぎでないようでしたら、闡アきはしばらく不要です。 今後数ヶ決ネ内くらいに何か他のお買い物がある時に、まとめてお手続きいただければと思います。




No. 4164 Here's A Beatuy ! エドワーディアン ポストカード with King Edward Z blue-green Half Penny 切手 SOLD
横の長さ 8.9cm、縦の長さ 14.0cm、1905年、一千八百円
エドワーディアンのアンティーク ポストカードで、左下には「Here's A Beatuy !」と題名がついています。 このポストカードは4131「MAYING」ポストカードとシリーズになっているようです。 裏面にはエドワードオ世のblue-green Half Pennyスタンプが貼ってあるのもポイントになっています。

消印には「4:15PM、MR 30、05」とありますので、1905年3・0日午後4・5分ということでしょう。 アンティーク カードは昔の服装など分かって楽しいですし、やはり絵や写真など見るアンティークの華やかさは良いものです。 少しずつコレクションをご紹介していけたらと思います。



No. 4136 Good Night ! ポストカード with King GeorgeX Half Penny Green切手 SOLD
横の長さ 8.7cm、縦の長さ 13.8cm、1913年、一千八百円
一番上には文字が薄くなっていますが、『Good Night !』とあります。 その下には『Good Night to all ! I'm going to bed to rest my weary little head.』で、直訳したら、「疲れ果てた私の小さな頭を休ませるために、寝ます、皆さんおやすみなさい。」となります。

蝋燭の炎と明かりが描いてあるのもユーモラスです。 裏面をご覧いただくと、ジョージ五世のHalf Penny Green スタンプが貼ってあるのもポイントになっています。 

不v議なのは消印が二つあることです。 ハ真二番目をご覧いただくと、1913年1・8日と1913年1・0日の二つの消印が見えます。 注意してみると、アドレスも書き換えられているので、転送されたポストカードであることが分かります。



No. 4418 An Umbrella is Sometimes Useless アンティーク ポストカード with King GeorgeX Half Penny Green 切手 SOLD
横の長さ 8.7cm、縦の長さ 13.5cm、1910年代の英国製、SOLD
二人の子供が可愛らしく、閧ノした傘が雨風に吹かれておちょこになっています。 

イギリスはお天気が変わりやすいので有名です。 特に四撃フイギリスはエイプリルシャワーと呼ばれるにわか雨が多く、まだまだ寒い日も多いので、穏やかな日本の春のようには参りません。 そんなときにはガストと呼ばれる突風をともなうことが多いので、「An Umbrella is Sometimes Useless.」となることも多いのが英国の春先なのです。

このアンティーク ポストカードを手にして眺めていると、なんともノスタルジックな雰囲気が伝わってくるのですが、その理由は「Hand Tinted (あるいはPainted)」という手法にあります。 ハ真のポストカードはもともとは白黒ハ真で、それに後から色合いを添えているのです。 女の子の服装には薄いピンク、男の子の服装には水色、そして雨粒の白色も Hand Tinted になりましょう。 

当桙ヘカラーハ真が広く普及する以前のことでありました。 今ではまず見られない「Hand Tinted」という手法によって、アンティークな味わいが増しているように思います。

切手はKing GeorgeX Half Penny Greenが貼ってあります。 
An Umbrella is Sometimes Useless アンティーク ポストカード with King GeorgeX Half Penny Green 切手


英国 アンティーク シルバー 英吉利物屋 トップ(取り扱い一覧)へ 新着品物 一覧へ アンティーク情報記事 一覧へ 英吉利物屋ご紹介へ