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アンティーク ウォッチチェーン クロック ウォッチ オイルランプ マッチケース 他


No.20130 ヴィクトリアン or エドワーディアン アール・ヌーボー  リボン飾り 銅製 マッチケース
横の長さ 4.3cm、縦の長さ 2.9cm、厚み 1.45cm、重さ 12g、

アール・ヌーボー デザインが優美な銅製マッチケースです。 四隅にはユリと思われる植物が綺麗です。上下にはリボン飾りがクルッとかかっていて、ヴィクトリアンからエドワーディアンの頃、おそらくは1900年前後の英国製と思います。

内側には木製ケースが入っていますが、一世紀ほどの年月を経て朽ちかかっており、側面のヤスリも弱くなっているので、銅製のフレーム本体を活かして、内部のマッチ箱は自作してください。

それから、クルッとしたリボン飾り、どうもこのデザインはヴィクトリアン終わり頃からエドワーディアン頃に多いように思います。当時のイギリスで流行ったデザインと云うことでしょう。夏目漱石のロンドン留学の頃と重なっております。漱石もロンドンで影響を受けて、『三四郎』に出てくるリボンの話に繋がっていったのではないかと考えています。

このリボン飾りについて少し考えてみたいことがあります。二十一世紀に暮らす日本人の私たちは、この装飾を見て、リボンがクルッとかかって、かわいいなと思われるでしょう。しかしながら、この品が使われていた一世紀ほど前に、当時の日本人が見たとしたら、そう簡単にはピンと来なかった可能性が高いのです。

その手掛かりは朝日新聞に1908年に連載された夏目漱石の『三四郎』にあります。第二章の最後に以下の一節がありますので、まずは読んでみましょう。

『四角へ出ると、左手のこちら側に西洋小間物屋(こまものや)があって、向こう側に日本小間物屋がある。そのあいだを電車がぐるっと曲がって、非常な勢いで通る。ベルがちんちんちんちんいう。渡りにくいほど雑踏する。野々宮君は、向こうの小間物屋をさして、
「あすこでちょいと買物をしますからね」と言って、ちりんちりんと鳴るあいだを駆け抜けた。三四郎もくっついて、向こうへ渡った。野々宮君はさっそく店へはいった。表に待っていた三四郎が、気がついて見ると、店先のガラス張りの棚に櫛だの花簪(はなかんざし)だのが並べてある。三四郎は妙に思った。野々宮君が何を買っているのかしらと、不審を起こして、店の中へはいってみると、蝉(せみ)の羽根のようなリボンをぶら下げて、
「どうですか」と聞かれた。』 (以上、引用終り)

四つ角というのは本郷三丁目の交差点で、向こう側の日本小間物屋というのは、「本郷も兼安までは江戸のうち」の川柳で有名な兼安を指しています。「蝉(せみ)の羽根のようなリボン」という表現は、すさまじい感じで、リボンを見たことがない人にも、リボンがなんたるか説明したい漱石の親切でしょう。

『三四郎』を今読むと、なんともノスタルジックで、アンティークな読み物と感じますが、朝日新聞に連載された頃はトレンディー小説だったわけで、当時の先端事情が物語の背景にあります。

小説の中で、野々宮さんがリボンを買いに、交差点を渡って、向こう側の日本小間物屋に行っていることがポイントです。明治終わり頃まで日本には国産リボンはありませんでした。リボンは西洋からの輸入品で、殖産興業の観点から高率な関税がかけられ、簡単に手に入る品物ではなかったのです。 

ところが、ようやく国産リボンの生産が始まったのが、ちょうど『三四郎』の時代でした。ですから、野々宮さんは西洋小間物屋ではなく、日本小間物屋でリボンが買えたわけです。国産リボンが出始めて間もない時代であったので、トレンディーでない普通の読者向けには「蝉(せみ)の羽根のような」という説明も必要だったと思われます。

写真のアンティークは『三四郎』と同じ時代に作られておりますことから、当時の普通の日本人にとっては、まだまだ馴染みのうすいリボンだったと考えられるのです。 

ヴィクトリアン or エドワーディアン アール・ヌーボー  リボン飾り 銅製 マッチケース


No. 20003 英国製 ブラス オイルランプ

取っ手の先端までの高さ 29.5cm、本体の高さ 26cm、底面直径 12cm、重さ 1.6kg、ガラスの最大厚み 15 mm、英国製、

英国製のブラス オイルランプです。 ガラス部分はドーナツを五つ重ねたようなフォルムで、真ん中辺りが最もふくらんだ構造です。 このあたりのガラスの厚みは1.5センチほどあると思いますが、この凸面状ガラスの厚みが、レンズの役割を果たしていて、実際に灯火をいれてみると、写真四番目のような効果を発揮します。

前面にあるつまみを回して、蓋を開けると、オイルタンクが取り出せます。 安定感は抜群で、どっしり、しっかり、質実剛健なランプと感じます。 英国製を示す「ENGLAND」の表示も見えています。

古い品ではありますが、今日でも実用可能な使えるアンティークです。 実際のところイギリスでは停電が起こることも稀ではないので、趣味で求めたアンティークランプを非常時の備えとされている方もあるのです。

私はアンティーク オイルランプのやわらかな灯火が好きなので、特に秋冬の夜長にはヴェスタマッチをシュッと擦っては、ランプに灯を入れるのが楽しみになっています。

燃料は灯油を使いますが、アウトドア用品店でランプ専用のオイルを買っても良いでしょう。 専用オイルの方が匂いやすすが少ないようです。

オイルランプは灯心を絞った方が、ほのかな灯火を眺めて落ち着いた気分に浸りやすいように思います。 

電灯もほとんどなかった時代、現代の暮らしからすると、想像するのも難しいのですが、夏目漱石の『琴のそら音』を読むと、そんな時代のアンティークな灯かり事情が見えてきて面白いです。

時代背景は日露戦争の頃と思いますが、アンティークな灯りについての記述が多くて、エドワーディアンの英国と重なる感じで、興味深く読みました。 物語ではいきなり最初の一行目から洋燈(ランプ)という言葉が出てきます。

「「珍らしいね、久しく来なかったじゃないか」と津田君が出過ぎた洋燈(ランプ)の穂を細めながら尋ねた。」

その他にも、いくつか灯りについての記述を抜き出してみました。 

「あるいは屋敷の門口に立ててある瓦斯燈ではないかと思ってみていると、」
「三分心の薄暗いランプを片手に奥から駆け出して来た婆さんが頓狂な声を張り上げて」
「天井に丸くランプの影が幽かに写る。見るとその丸い影が動いているようだ。」
「由公はランプのホヤを拭きながら真面目に質問する。」
「幽霊だの亡者だのって、そりゃ御前、昔しの事だあな。電気燈のつく今日そんなべら棒な話しがある訳がねえからな」

今日では電気や電灯が当たり前で、アンティークな昔を想像するのは難しいところがありますが、『琴のそら音』を読みますと、灯りについてノスタルジックな気分も味わえます。
ランプが身近な暮らしというのは、それほど昔のことではないのだなあと、あらためて思いました。 読後感も爽やかな短編小説です、よろしかったら、以下をご覧ください。

夏目漱石 『琴のそら音』 
http://www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/1073_14944.html

こうしたアンティーク オイルランプを使いながら、その昔の時代に思いを馳せるのはアンティーク好きの楽しみであろうと思うのです。

英国製 ブラス オイルランプ(英国 アンティーク シルバー 英吉利物屋)英国製 ブラス オイルランプ(英国 アンティーク シルバー 英吉利物屋)英国製 ブラス オイルランプ(英国 アンティーク シルバー 英吉利物屋)




No. 19205 煙草カッター付 鉛筆ホルダー
納状態での長さ 10.8cm、重さ(含む鉛筆) 5g、ホルダーの横幅 1.0cm、厚み 0.5cm、鉛筆断面の長径と短径 9mm*4mm、ヴィクトリアン終り頃からエドワーディアンの英国製、

栫X見かけるアンティークな鉛筆ホルダーになります。 しかし、いかにもヴィクトリアンなちょっとした工夫が効いています。 タ際に手にして使ってみると、普通より長めなサイズですので、鉛筆本体が短くなっても、扱いやすいのはグッドポイントと感じます。

途中に開口部がありますが、これは煙草カッターと聞きました。 ハ真一番目で下側先端部がシャーペンのようにノック出来て、ノック後はバネd掛けで復元しますが、同時にスライドョのカッターがホルダーの内側を滑るように下りてくる構造になっています。 近所にエドワーディアンの時代から続いている煙草屋さんがあるので、gい方など聞いてみたいと思います。

ヴィクトリア女王は若干18歳で英国王になりました、それから1901年までの64年間がヴィクトリア梠繧ナす。 彼女が国王になった時、彼女ゥ身も、また多くの英国民も、その後のこの国の大発展を予期していなかったろうと言われています。 しかし実際にはヴィクトリア女王の治世に、英国は大いに伸長し、世界j上これまでなかった規模の大帝国となりました。

テクノロジーの面でもヴィクトリアンの頃は大発明時代で、今見ても驚くような立派な発明から、笑ってしまうような発明までいろいろあって、この時代のダイナミックさには大きな魅力があるのです。 「Victoriana」というアンティーク分野があるのも、さもありなんです。 

イギリスミ会がまだ若く、世の中に活気があったためでしょう、ヴィクトリアンからエドワーディアンの頃の英国は、発明や工夫が大いに振興した時代でありました。 ハ真のように一工夫効いた物品がもてはやされた当桙フ時代状況が見えてきて、興味深いアンティークと思います。

鞫ヨえ用の鉛筆については、普通の六角鉛筆を削って薄く加工する必要がありますので、面倒と思われる方にはお勧め出来ないのですが、рヘこういう仕魔ヘけっこう得意で、あまり苦にならないというか、むしろアンティークを扱う楽しみと感じるのです。

中に入れる替え鉛筆の作成方法は以下の通りです。 まず普通の六角鉛筆を5センチほどの長さに切ります。 カッターナイフで鉛筆の六つの各面に切り込みを入れていけば、切り離すことが出来ます。 氓ノ上下の二面と平行に鉛筆を薄く削っていけば、ホルダーに差し込んである替え鉛筆と同様なサイズの鉛筆を仕上げることが出来ます。 六角鉛筆は6.5ミリほどの厚みがありますので、上下ともに1ミリ強ずつ削っていくと、ホルダーに差込可となります。 

替え鉛筆作成の作業時間は10分ほどですが、これでしばらくはアンティーク 鉛筆ホルダーが楽しめるわけで、ちょっとした器用さがあれば、たいした作業ではありません。 
煙草カッター付 鉛筆ホルダー


No. 19181 英国製 ロック & キー
直径 3.2cm、高さ 4.5cm、厚み 7mm、キーの長さ 3.5cm、重さ 23g、

中央に見えるのはライオンとユニコーンで、紋章風のデザインです。 両サイドにアンカーが配されているのも英国風と思います。 

「BRITISH MADE」とあるのもいい感じです。

かなり古いロック & キーでありますが、もちろん今でも実用可能な使えるアンティークです。

英国製 ロック & キー


No. 19153 エドワーディアン ハンドヘルド オイルランプ
高さ 23.4cm、底面の直径 10.4cm、重さ 350g、エドワーディアン頃の英国製、

今から百年ほど前のエドワーディアンの頃に使われたハンドヘルド オイルランプです。 オイルタンクの色ガラスw竈゚色で、ガラスの厚みによって色合いに濃淡が生まれて、綺麗と思います。 

灯心を出し入れする摘み部分には「ENGLISH MADE」とあって、イギリス製であることを示しています。 

オイルタンク部分のプレストグラスの中には、製造時に紛れ込んだ小さな気泡が見えますし、上部カバーグラスの不均質さも現代のガラスではありえない、いかにもアンティークガラスの味わいがあります。 

古い品ではありますが、今日でも実用可能な使えるアンティークです。 タ際のところイギリスでは停電が起こることも稀ではないので、・。で求めたアンティークランプを非常時の備えとされている方もあるのです。

рヘアンティーク オイルランプのやわらかな灯火が好きなので、特に秋冬の夜長にはヴェスタマッチをシュッと擦っては、ランプに灯を入れるのが楽しみになっています。

灯をつける時には、カバーガラスを外しておいて、最小限に出しておいた灯心に火をつけたら素早くカバーグラスをかぶせます。 燃料は灯油を使いますが、アウトドア用品店でランプ専用のオイルを買っても良いでしょう。 専用オイルの方が匂いやすすが少ないようです。

オイルランプは灯心を絞った方が、ほのかな灯火を眺めて翌ソ着いた気分に浸りやすいように思います。 

アンティーク オイルランプについては、「英国アンティーク情報」欄にあります「22. ヴィクトリア梠繧フ灯りについて」の解説記魔烽イ参考ください。

一言に百年といっても、やはりそれだけの時の経過は大変なことと思います。 ちなみにこの頃の歴史年表を眺めてみますと、1910年:エジソンが電球を発明とか、1912年:タイタニック号氷Rに衝突して沈没とか、出てきます。

このアンティークが作られた時代というのは、電灯もほとんどなかった時代なわけで、現代の暮らしからすると、想像するのも難しいのですが、夏目漱石の『琴のそら音』を読むと、そんな時代のアンティークな灯かり事情が見えてきて面白いです。

梠續w景は日露戦争の頃と思いますが、アンティークな灯りについての記述が多くて、エドワーディアンの英国と重なる感じで、興味深く読みました。 物語ではいきなり最初の一行目から洋燈(ランプ)という言葉が出てきます。

「「珍らしいね、久しく来なかったじゃないか」と津田君が出過ぎた洋燈(ランプ)の穂を細めながら尋ねた。」

その他にも、いくつか灯りについての記述を抜き出してみました。 

「あるいは屋敷の門口に立ててある瓦斯燈ではないかと思ってみていると、」
「O分心の薄暗いランプを片手に奥から駆け出して来た婆さんが頓狂な声を張り上げて」
「天井に丸くランプの影が幽かに写る。見るとその丸い影が動いているようだ。」
「由公はランプのホヤを拭きながら真面目に質問する。」
「幽霊だの亡メだのって、そりゃ御前、昔しの事だあな。電気燈のつく今日そんなべら棒な話しがある訳がねえからな」

今日では電気や電灯が当たり前で、アンティークな昔を想像するのは難しいところがありますが、『琴のそら音』を読みますと、灯りについてノスタルジックな気分も味わえます。
ランプが身近な暮らしというのは、それほど昔のことではないのだなあと、あらためて思いました。 読後感も爽やかな短編小説です、よろしかったら、以下をご覧ください。

夏目漱石 『琴のそら音』 
http://www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/1073_14944.html

こうしたアンティーク オイルランプを使いながら、その昔の時代に思いを馳せるのはアンティーク好きの楽しみであろうと思うのです。

エドワーディアン ハンドヘルド オイルランプ



No. 19081 ルツェルン 闃ェき式 懐中梃v
留め具を含む縦長 3.8cm、直径 2.3cm、最大厚み 8mm、重さ 12g、

文字盤の上部には「Lucerne」のメーカー名、下部には「SWISS MADE」の表ヲがあります。

ルツェルン 闃ェき式 懐中梃v


No. 19080 ユンハンス 木製ケース 置梃v SOLD
高さ 42.3cm、最大横長 23.5cm、奥行き 16.0cm、1890年から1899年までのユンハンス製 (ドイツ)、SOLD

アンティーク梃v専門店で整備してもらいました。 おそらく一世紀ぶりの点検整備だったと思います。 もともと実用可能なアンティークでありましたが、専門家に調整整備していただいて、状態はさらにアップしたと思います。

ハ真六番目は時計の駆動部に刻印された 『星型マークに JUNGHANS』 のメーカーズマークになります。 一方で、ハ真オ番目はユンハンスのメーカーズマークについて調べたもの。 対比してみると、ハ真の置梃vが作られたのは、1890年から1899年までの十年間と分かります。 アンティーク クロックで、製作年をこのレベルまで絞っていけるのは、ラッキーなことであります。

百年以上前に作られたボンボン梃vが、今でも正確に時を刻んでくれることに感謝したい気揩ソになります。

正時になるとストライクが響きます。 例えば三桙ネら、ボーン、ボーン、ボーンと三回のストライクです。 その他に、例えば三梍シには、一回のストライクで半時間を知らせてくれます。 アンティーク クロックにもいろいろありますが、この時計は駆動用とストライク用の二つのネジを適度に巻いてやったり、面倒と言えばめんどうな時計です。 でもまたそこがアンティーク クロックの楽しみでもあります。

イギリスで暮らしていると、有名な国会議俣ーのビッグベンをはじめとして、昔からの時計が日常の暮らしに溶け込んでいるのを感じます。 教会や町の中心には時計台があり、桙告げる鐘の音を耳にします。 

田ノのカントリーハウスに泊まると、ウォールクロックのストライクが夜中に響くのをべッドの中で、うとうとと聞くとはなしに耳にすることもあります。 また郊外のマナーハウスでアフタヌーンティーをしていると、グランドファーザーズクロックの音が響き、ノスタルジックな気分になります。

そういえば私が子供の頃、祖父の家にも振り子梃vがあった記憶があります。 当栫A日本でも振り子梃vは割と一般的だったと思います。 いつの間にかあの時計達は姿を消してしまいました。

こうした経験もあってか、イギリスで暮らし始めて間もなくアンティークの振り子梃vに興味を持ちました。 いくつかのアンティーククロック屋さんをまわって、気に入ったアンティーク置き時計を手に入れました。 裏面の扉を開くと振り子がゆれるボンボン梃vです。 アンティークのクロックというのは楽しく不v議な物です、遠い昔に時を刻んでいたアンティークなのに、今の時も刻むことが出来るのですから。

梃vの駆動用とストライク用、二つのねじを巻きます。 ハ真l番目に見えているのが、ねじ巻き用のキーですが、この鍵自体がいかにもアンティークなフォルムでいい感じです。

梃vの進み具合を計りながら、振り子のボブを上げ下げして微調整したりと、闃ヤがかかりますが、それがまた楽しみでもあります。 しかし一度調整してしまえば、百年前の時計でもけっこう正確に時を知らせてくれるものです。 條ヤ毎に時を知らせるストライクは趣深く、アンティーククロックをタイムキーパーにする暮らしもなかなかいいなと思います。

ユンハンス 木製ケース 置梃vユンハンス 木製ケース 置梃v


No. 19068 革張りケース SWISS MADE 梃v
革張りケース縦横 7.7cm*7.0cm、最大厚み 3.3cm、重さ 190g、梃v本体の縦横 5.5cm*5.5cm、スイス製、
革張りケースに入ったスイス製の時計です。 ハ真二番目で時計の文字盤の下方には「SWISS MADE」の表ヲがあり、梃vの裏面にも写真O番目にあるように、「SWISS MADE」の表ヲがあります。 

ハ真l番目で左上には時計のスピード調整ネジが見えています。 右上のつまみはアラームセット用です。 革張りケースに多少のスレはありますが、梃v本体はかなゃ|Y麗です。

gってみましたが、スイス製とあって、やはりメカニック面では高品ソと感じます。
革張りケース SWISS MADE 梃v





No.18536 ブラス ペーパーナイフ
長さ 24.0cm、重さ 185g、ハンドル先の球部分直径 2.3cm、
かなり重たくて、しっかり出来たブラスのペーパーナイフです。 ハンドル部分を含めて全体が中まsG密なブラス素材です。 長さは24センチあって、これはけっこうな長さでありますが、ハ真二番目に見えるように、ハンドルとブレードを取り外すことも可能です。

ブラス磨きのピカールで磨けば磨くほどに輝きが増して、いい感じになります。 英吉利物屋では銀の取り扱いが多いので、рヘ銀をよく磨きます。 最初は億劫な気がしても、nめてみると、これがけっこうはまるもの、桙忘れて銀磨きしていると、心が休まる効果もあります。 銀のみならずブラスでも、同様な効果があることを教えてくれるペーパーナイフと思いました。

お手入れによって、磨き上げられたブラスの光沢を楽しむことは簡単です。 しかし、しばらく放って置いて、渋めな色合いで使うのもよいでしょう。 二通りに使えるのは楽しいと思います。

『The Victorian House(Judith Flanders著)』という本に、毎週金曜日は銀磨きの日という記述があって、当桙フ暮らしはのんびりしているというか、優雅なものだなあと読みました。 でも、よく考えてみると、昔は銀をよく磨いていたのではないかとも考えられるわけで、今日のイギリス人が時折見せる渋い色の好みというのは、歴史を経て世の中や人々の考え方の成熟というか、枯れというか、そういうものと関係していそうにも思うのです。 などなど考えながら、銀やブラス磨きに興じてみるのは如何でしょう。

ブラスという素材はパブのカウンターとか、マナーハウスのドアノブなど英国の昔ものには欠かせない素材で、磨き上げられたブラスの光沢は翌ソ着きと品があって、英国風を感じさせます。 ブラスのお手入れについては、ブラス専用の磨き液がありますので、ご紹介しておきましょう。 рヘReckitt & ColmanミのBrassoという磨き液を使っています。 スペイン製ですが、なぜか缶の表には英国王室御用達のQE2マークがあります。 イギリス人はブラス好きで、昔から英国風には欠かせない素材であったことが関係あるのかも知れません。 

ブラスのお手入れに、これまで『Brasso』をお薦めしてきましたが、もう一つ良い品を見つけましたのでご紹介しておきましょう。 日本磨料工業製の『ピカール』という品で、海上自衛隊の御用達でもあるそうです。 gい比べてみて、ピカールの方がブラッソより溶剤の濃さが少ないように感じます。 その為か分かりませんが、ピカールはブラス(真鍮)以外にもあらゆる金属に使えるのみならず、プラスチックや象牙等のお手入れに使用可能と書いてありました。 ピカールの方が用途が広くて便利かも知れません。
ブラス ペーパーナイフ


No.18537 ヴィクトリアン ガンメタル ウォッチ
縦の長さ 4.1cm、直径 3.0cm、重さ 21g、最大厚み 0.95cm、ヴィクトリアン終り頃、

ヴィクトリアン ガンメタル ウォッチ


No. 18455 木製ケース ウェストミンスター クロック
高さ 54.5cm、横長 39cm、奥行き 15.5cm、

正時になるとストライクが響きます。 例えば三桙ネら、ウェストミンスターチャイムの後にボーン、ボーン、ボーンと三回のストライクです。 その他に、15分ごとに時を知らせてくれます。

イギリスで暮らしていると、有名な国会議俣ーのビッグベンをはじめとして、昔からの時計が日常の暮らしに溶け込んでいるのを感じます。 教会や町の中心には時計台があり、桙告げる鐘の音を耳にします。 

田ノのカントリーハウスに泊まると、ウォールクロックのストライクが夜中に響くのをべッドの中で、うとうとと聞くとはなしに耳にすることもあります。 また郊外のマナーハウスでアフタヌーンティーをしていると、グランドファーザーズクロックの音が響き、ノスタルジックな気分になります。

そういえば私が子供の頃、祖父の家にも振り子梃vがあった記憶があります。 当栫A日本でも振り子梃vは割と一般的だったと思います。 いつの間にかあの時計達は姿を消してしまいました。

こうした経験もあってか、イギリスで暮らし始めて間もなくアンティークの振り子梃vに興味を持ちました。 いくつかのアンティーククロック屋さんをまわって、気に入ったアンティーク置き時計を手に入れました。 裏面の扉を開くと振り子がゆれるボンボン梃vです。 アンティークのクロックというのは楽しく不v議な物です、遠い昔に時を刻んでいたアンティークなのに、今の時も刻むことが出来るのですから。

梃vの駆動用とストライク用、そしてウェストミンスター チャイム用、Oつのねじを巻きます。 梃vの進み具合を計りながら、振り子のボブを上げ下げして微調整したりと、闃ヤがかかりますが、それがまた楽しみでもあります。 しかし一度調整してしまえば、百年前の時計でもけっこう正確に時を知らせてくれるものです。 條ヤ毎に時を知らせるストライクは趣深く、アンティーククロックをタイムキーパーにする暮らしもなかなかいいなと思います。

木製ケース ウェストミンスター クロック


No.18453 HMS カレドニア 銅製 アッシュトレー
直径 11.6cm、高さ 1.2cm、重さ 94g、

銅に厚みがあって、しっかりできたアッシュトレーです。

『HMS CALEDONIA』とあります。 マークはHMSカレドニアのマークです。

HMSとはHer Majesty's Ship、女王陛下の船という意味で、英国海軍艦船の名前につけられる接頭辞です。




No. 18163 ブラス ウォッチ チェーン
長さ 19.5cm、重さ 15g、ブラスチェーンの最大横幅 0.6cm、
ご希望があれば、長さ2センチほどの、スターリングシルバー製のバーをお付けして、お送りいたします。

ブラス ウォッチ チェーン



No. 16264 ロイヤル アルバート スターリングシルバー ウォッチチェーン
バーからチェーン先端までの長さ 31.6cm、重さ 26g、バーの長さ 3.85cm、鎖玉の横幅 6mm、ヴィクトリアン終り頃からエドワーディアン頃の英国製、

懐中梃vを付ける純銀の鎖です。 鎖玉の一つひとつにスターリングシルバーを示すライオンパサントの刻印があります。 鎖玉のすべてにライオンパサントの刻印が備わっているという特徴は、かなり稀有なアンティークであることを示しております。 多くのウォッチチェーンにあたってみても、まず見かけない品と思います。

このタイプのウォッチチェーンのことをイギリスではロイヤルアルバートとも呼ばれます。 歴史的な背景をたどると、ビクトリア女王の夫君であったドイツ出身のアルバート公が身に着けていたことから、イギリス国民の間でも次第に流行っていったという経緯があるのです。 

先端のループ状留め具の仕組みについてご質問がありましたので、説明させていただきます。 この品はつくりが良いので、隙間がわずかで見えにくいかも知れませんが、ループの上部に斜めに切れ込みが入っているのが分かるかと思います。 この留め金の付け根部分にバネが仕込まれていて、外向きに押す力が働き、開閉が出来る仕掛けになっています。

アンティークハンターの立場から言いますと、このバネd掛けが壊れた品がけっこうありますので、往桙フままに良好なコンディションの品が見つかると嬉しいものなのです。

それから、アルバート公は今では当たり前に思えるクリスマスツリーの習慣をイギリスで流行らせた方でもあります。 詳しくはアンティーク情報欄にあります「13. 英国陶器の街、ストーク オン トレント と クリスマスのアンティークな見方」の解説記魔烽イ覧になってください。

ロイヤル アルバート スターリングシルバー ウォッチチェーン


No. 16266 スターリングシルバー ウォッチチェーン
バーからチェーン先端までの長さ 20.6cm、重さ 11g、バーの長さ 2.8cm、鎖玉の横幅 6mm〜4mm、ヴィクトリアン終り頃からエドワーディアン頃の英国製、

懐中梃vを付ける純銀の鎖です。 大きくて長い鎖玉は 2.3cmの長さがあります。 バーからチェーン先端までの長さが20センチほどで、ウォッチ チェーンとしては短めなタイプになります。

しかし、閧ノしてみると、長短の鎖玉配列から感じられるのは心地よい銀の質感であって、しっかりした作りに好感が持てるシルバー ウォッチチェーンと思います。 梃vのタイプによっては、このぐらいのサイズが使いやすいということもありましょう。

ハ真をご覧いただくと、大小ともに鎖玉の一つひとつにスターリングシルバーを示すライオンパサントの刻印があることがお分かりいただけると思います。 鎖玉のすべてにライオンパサントの刻印が備わっているという特徴は、かなり稀有なアンティークであることを示しております。 多くのウォッチチェーンにあたってみても、まずレアな迫‘に入る品といえましょう。

あらためて手にして眺めてみると、やはりライオンパサントがたくさん刻印されているのは、よいものだと感じます。

この横歩きライオン刻印(= ライオンパサント)が、英国製スターリングシルバーの銀純度を保証するマークであり、重要な意味合いを持つマークであります。 ライオンパサントの歴史について少し解説しておきましょう。 

横歩きライオンのマークが初めて導入されたのは今から470年ほど前の1544年のことになります。 これは当档eューダー朝のヘンリー八世が行った低品位銀貨の鋳造と関係があります。 歴史上どこの国でも財政が逼迫してくると、悪貨を鋳造することがひろく行われてきました。 日本の江戸時代にも同じようなことがあったと思います。 

銀貨と銀器がほぼ同等な価値を持っていた昔の時代にあっては、お上の定める低品位銀貨の価値でもって、高品位な銀器と交換されてしまっては、損してしまうことになります。 そこでその銀器が92.5%の銀純度であることを保証するマークとして、ライオンパサントが導入されたわけです。 

歴史や伝統に格別なこだわりを持つイギリス人は、ライオンパサント(=横歩きライオンの刻印)にも特別な愛着があって、五百年の長きにわたって、この刻印を使い続けて今日に到っております。

先端のループ状留め具の仕組みについてご質問がありましたので、説明させていただきます。 この品はつくりが良いので、隙間がわずかで見えにくいかも知れませんが、ループの上部に斜めに切れ込みが入っているのが分かるかと思います。 この留め金の付け根部分にバネが仕込まれていて、外向きに押す力が働き、開閉が出来る仕掛けになっています。

アンティークハンターの立場から言いますと、このバネd掛けが壊れた品がけっこうありますので、往桙フままに良好なコンディションの品が見つかると嬉しいものなのです。
スターリングシルバー ウォッチチェーン



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