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シルバー以外のアクセサリー (ゴールド、ブラス、他) 8


No. 18547 バラの花 ピアストワーク アイボリー ブローチ
ブローチの縦 3.8cm、最大横幅 4.6cm、アイボリーの最大厚み(留め具含まず) 6mm強、

アイボリー素材にバラの花を彫り出したブローチで、バラの中ほどあたりの厚みが最大となって6ミリ繧ります。 ピンがストッパーが付いて外れにくいタイプであることもよいでしょう。
透かしは糸鋸を使った手仕魔ナす、マグニファイイング グラスで見てみると、透かしの断面には細やかに糸鋸を引いたギザギザ跡が残っているのが分かります。 

透かし細工のみならず、l重、五重の花びら部分は彫りが深くて立体的によく出来ていますし、葉っぱの部分のカービングも繊細な仕鱒Uりで、闃ヤのかかった美しいアイボリーワークと思います。 ピアストワークが目を引くこともあって、全体としてゴージャスな印象の品に仕上がっています。

バラの花 ピアストワーク アイボリー ブローチ




No. 15885 透かしデザイン ブラス ペンダントヘッド SOLD
留め具を含む縦長 5.8cm、一辺の長さ 3.85cm、厚み 1mm弱、重さ 9g、SOLD

綺麗なアンティーク アクセサリーと思って、気に入りました。 見つけた時には、縦横に大きめサイズの品なので、お部屋のオーナメント用とも思ったのですが、重さが9グラムであることから、実際に使えるペンダントヘッドとして作られたものと分かります。 

素材はブラスで、厚みは1ミリ弱ながら、持った感じはしっかり作られているのもよいでしょう。 作られたのは1920年あたりではないかと思います。

ブラスのお手入れについては、ブラス専用の磨き液がありますので、ご紹介しておきましょう。 私はReckitt & Colman社のBrassoという磨き液を使っています。 スペイン製ですが、なぜか缶の表には英国王室御用達のQE2マークがあります。 イギリス人はブラス好きで、昔から英国風には欠かせない素材であったことが関係あるのかも知れません。 Brasso液を布につけてブラスを磨くと、ピカピカになります。

それから日本でも簡単に手に入るお手入れ用品として、日本磨料工業製の『ピカール』という品もあります。 使い比べてみて、ピカールの方がブラッソより溶剤の濃さが少ないように感じます。 その為か分かりませんが、ピカールはブラス(真鍮)以外にもあらゆる金属に使えるのみならず、プラスチック、象牙、管楽器等のお手入れに使用可能と書いてありました。 ブラッソの用途は金属の中でもブラス、コパー、ピューター、クロムに限定されますので、ピカールの方が用途が広くて便利かも知れません。

透かしデザイン ブラス ペンダントヘッド


No. 18545 イギリス製 コンパクト ケース
楕円の長径 9.6cm、短径 6.3cm、最大厚み 1.4cm、重さ 96g、Melissa作、1930年代、英国製、
フラワーデザインの蓋を開けると、ハ真二番目のように、メーカーの「Melissa」の名前が見える内蓋が付いていて、ミラーの下には「MADE IN ENGLAND」の刻印が見えています。 
内蓋は右の方についている留め具を横にスライドさせると、内蓋が少し跳ね上がって開きます。 ハ真O番目には内蓋を開いた様qです。



No.18543 コーラル(X瑚) ネックレス
ネックレス一周の長さ 56cm、重さ 28g、X瑚一つの長さ 3mm〜13mm、

たくさんのコーラルを使ったネックレスで、中・ヘ糸の周りをコイル状の銅線が巻いた作りになっています。
これまでにご紹介したコーラル ネックレスと比べて、X瑚の紅い色合いが薄めで、翌ソ着いた雰囲気があります。

コーラル(X瑚) ネックレス


No. 14797 ヴィクトリアン or エドワーディアン フロント&バック 9カラット ローズゴールド ロケット SOLD
楕円の長径 2.1cm、短径 1.7cm、留め具を含む縦長 2.8cm、最大厚み 7mm、重さ 4g、ヴィクトリアン後期からエドワーディアン頃の英国製、 SOLD
このロケット、かなゃンY麗と思います。 小振りという点を除いては、ほぼ括滾なヴィクトリアン or エドワーディアンのアンティークと感じます。 まあ、そうは言っても、このサイズの方がかえって使い勝閧ェいいかも。

ベースメタルの上に9カラットのローズゴールドの薄板を被せた作りで、「フロント&バック 9カラット ローズゴールド」と呼ばれる素材です。 デートレター等のホールマークが無いので年代特定が難しいのですが、ロケットの構造、細工の見事さ、ウェーブパターンや小花デザインの様q、そして素材はフロント&バック 9カラット ローズゴールドで間違いないところで、ヴィクトリアン後期からエドワーディアンの品と思われます。

9カラットゴールドは金含有量が37.5%の合金ですが、金以外に銅を多く含む場合には、その色あいは赤みがかかっていて、イギリスではローズゴールドとも呼ばれます。 英国にはバラの花が好きな人たちが多いので、ゴールドアクセサリーでもローズゴールドが好まれるのでは?と思えます。 金純度の高いイエローゴールドよりも、温かみがあるしイギリスっぽいので、рヘ9カラットのローズゴールドが好きです。

もちろん大切な人の写真を入れて使ってもよいのですが、細工の繊細さという点でかなり質の高い工芸品ですので、純粋にペンダントヘッドとしても、両面のデザインが違っていることもあり、それぞれに楽しめると思います。

9カラット ローズゴールドの品には、あわせるチェーン選びに難しさがありますが、9カラットゴールド ロケットをお求めいただいたお客様から、「絹紐に通して胸に着けています。」とご報告いただきました。 なるほどの使い方と思いましたので、ご紹介しておきましょう。
ヴィクトリアン or エドワーディアン フロント&バック 9カラット ローズゴールド ロケット


No. 15606 ウィッシュボーン ブローチ
横の長さ 3.6cm、縦の長さ 1.8cm、本体の最大厚み(留め具含まず) 6mm、ピンの長さ 2.2cm、
イギリスではラッキーモチーフとされるウィッシュボーンのペンダントヘッドです。 素材は銀ではありませんが、コンディション良好な縁起物です。

ウィッシュボーンには次のような意味合いのポジティブ イメージがあって、一種のお守りのような役目を担ったブローチになっています。

Wishbone(鳥の叉骨):二人で叉骨 の先を持って引き裂いたとき、長い方を得た人の願いがかなえられるという言い伝えから、願い事がかなうの意。
ウィッシュボーン ブローチ


No. 15556 ダフォディール 革製 ノート SOLD
縦の長さ 10.7cm、横の長さ 7.8cm、最大厚み 9mm、重さ 41g、1930年代 英国製、 SOLD
ダフォディールのフラワーレリーフが可愛らしい革製ノートです。 ホルダーの革の厚みは1.5ミリほどあって、しっかり出来ています。 付属ノートは数ページgって切り取られておりますが、全体としてほとんど使われることなく現在に到っているようで、革の艶もよろしくて、コンディション良好な品です。 ノートは革製ホルダーから取り外しが可能です。 gい切った後には、サイズの合う小さなノートを入れ替えて、お使いください。

付属の鉛筆には『MADE IN ENGLAND』と彫られていて、『LONDON』と銀文字も入っています。 鉛筆末端の取り付け具は、素材がベークライトのようで、これも古めかしい感じがよいです。

A note made now saves a wrinkled brow. 口ずさんでみると、語呂のよいフレーズが金文字で入っています。 wrinkled browとは、直訳すると、「しわの寄った額」です。 
「今メモしておけば、何だったろうって、後でしかめ面しなくてもすむ。」

ハ真二番目に見えるように、ノートはショッピングリストになっていますが、COSTとある金額欄が、d切りが二つで三つに分かれているところは興味深く思います。 これは昔のイギリスの十二進法通貨制度では、1ポンド=20シリング=240ペンスとなっていたことに由来します。 例えば買い物をすると、代金は二ポンド 六シリング 六ペンスです、なんて請求されたりしたわけでした。

ハ真O番目で、ノートを取り外した様qを撮ってみました。 付属しているノートは縦10.0cm、横5.75cm、厚さ0.6cmのサイズです。 ノートの右下には『BRITISH MADE』とあります。

革製ホルダーのバンドに、ノート背中部分の型・通して取り付ける構造です。 サイズが合う市販ノートがあれば一番ですが、なくても、ノートを裁断して調整すれば、ゥ作もそれほど難しいことはないように思います。

ダフォディールは早春のイギリスで代表的な花になります。 野の花としても、あるいは道路脇などにも植えられており、イギリス中あちこちで見かけます。 この花が咲き始めると、イギリスの春を感じるわけです。 以下に写真がありますので、ご参考まで。

『フィンチングフィールド村 (Finchingfield)
カントリーサイドが大好きな英国人のお気に入りのひとつ、エセックス州にあるアンティークな村をご紹介します。』
http://www.igirisumonya.com/Finchingfield.htm
ダフォディール 革製 ノート


No. 4010 ホースシュー&lつ葉のクローバー 鉛筆ホルダー SOLD
納状態での長さ 8.75cm、重さ 8g、ホルダーの横幅 1.1cm、厚み 0.55cm、鉛筆断面の長径と短径 9mm*4mm、 SOLD



No. 15409 アール・ヌーボー femme-fleur モチーフ ブローチ SOLD
縦の長さ 9.1cm、最大横幅 4.3cm、重さ 14g、最大厚み(ピン留め具含まず)4mm SOLD
素材は銀でありませんが、雰囲気のあるブローチで気に入りました。
かなりビックサイズなブローチで、お部屋のオーナメントとして、デスク・閧ノ飾ってもよさそうです。

流れるような長い髪の女性とフラワーデザインを特徴とする femme-fleur は、フレンチ アール・ヌーボーに典型的なモチーフですが、ヴィクトリアン後期からエドワーディアンの英国アンティークにもしばしば見かけるデザインで、英語ではdream-maiden モチーフとも呼ばれます。 
アール・ヌーボー femme-fleur モチーフ ブローチ


No. 15894 アメリカ合衆国 ワンダラー ピアストワーク ペンダントヘッド SOLD
直径 2.55cm、縦の長さ(留め具円環含む)2.95cm、厚み 2mm縺A1ドル硬貨は1979年〜81年鋳造、SOLD

イーグルの足もとに丸い穴がいくつか見えていますが、これらはクレーターです。 つまりは、このイーグルは喧ハに降り立っているわけです。 アメリカ合衆国の喧ハ探査や金融経済史に照らして、興味深いいくつかの特徴をそなえております。 しかしまずは、鐡魔ナ糸鋸を引いた作品でたいへんな時間をかけて作られたもの、その労力を多としたいと思います。

この品は背景には、1970年代アメリカj、特に当桙フ金融jとアポロ計画の関連で興味を惹かれることがいくつかあります。 ポイントは以下の三点。

この1ドルコインになって、先代よりもサイズが小さくなっていること、及び銅ニッケルクラッドという製造手法。

縁辺部の十一角形は人類初の喧ハ歩行に成功したアポロ11号にちなんでいること。

1970年代の米国はニクソンショックで金兌換を停止して、さらに変動相場制に移行、ベトナム戦争の泥沼化と撤退、ドル価値の下翌ェあったこと。

発行期間は二年ほどで短かったのですが、当桙フ時代状況をよく反映した1ドルコインでありました。

アメリカ合衆国 ワンダラー ピアストワーク ペンダントヘッド、рヘどうもこの品に惹かれます。

この1ドル硬貨はアンソニーダラーと呼ばれ、1979年から二年ほど鋳造されました。 先代のアイゼンハワーダラーが23グラムほどあったのに、アンソニーダラーは8グラムで、直径も厚みも小振りになりました。 当桙フアメリカ人はドルの対外価値が翌ソていくのを目の当たりにしていたわけですが、そんな中で小さくなった1ドル硬貨が鋳造されて、どう感じたでしょうか。 1ドルの購買力が下がっていくのを、まさに体感させてくれるアンソニーダラーでありました。

裏面は削って平らに加工してありますが、レイヤーのニッケル部分が削り取られて銅芯が見えていました。 ニッケルと銅の張り合わせ構造で、これがニッケル銅クラッドという手法ですが、最初にこれを見たときは、偽物かと思ったものでした。でもこれも1970年代のアメリカの経済苦境を投影しているようで、今にして思えばなかなか味わい深く思えます。

ちなみにドルの価値を円から見てみるということで、1970年代のドル円相場を見渡してみると、ブレトン・ウッズ体制下の1970年には1ドル360円だったものが、1971年ニクソンショック&スミソニアン体制で308円、1973年には変動相場制に移行して、1978年には175円をつけています。

まあ、こうして振り返ってみると、アメリカの苦境は日本の躍進とも見えるわけで、これまた歴史の成り行きに興味を惹かれます。

アメリカ合衆国 ワンダラー ピアストワーク ペンダントヘッド







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