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No.19373 ヴィクトリアン ローズ&イエロー ロールドゴールド 象嵌細工 アイビーモチーフ ブローチ
横の長さ 4.15cm、最大縦長 1.3cm、板の厚み 1mm強、ピンの長さ 4.3cm、ヴィクトリアン後期からエドワーディアン頃の英国製、二万八千円

このブローチは見ていて楽しくなれるアンティークです。 たとえデートレターが備わっていなくても、細工のよさから製作年代がおのずと知れる、そういうタイプのアンティークと思います。 

アンティークの楽しみの一つは、現代の品では到底望めないような素晴らしい手仕事の品に、時に出会えることだと思います。 今から百年以上前に作られたと思われる写真の品にはアンティークでしか手に入らない美しさが備わっており、丁寧なハンドワークの細工の良さそのものが年月の経過を語っています。

モチーフのアイビーは蔦がしっかりと絡まることから、Fidelity(忠実ないしは誠実)、Friendship(友情)、あるいはMarriage(結婚)を象徴するモチーフとされます。 そしていつも緑であることから、Immortality(不滅)や Eternal Life(永遠の魂)を表すクリスチャンモチーフともなっています。

基盤上面に9カラットゴールドの薄板を被せた作りで、「フロント 9カラット ゴールド」と呼ばれる素材で出来ています。 

デートレター等のホールマークが無いので年代特定が難しいのですが、フロント 9カラットゴールドという素材や、多色構造のゴールド装飾、そしてデザインやモチーフの様子からみて、ヴィクトリアン後期からエドワーディアン頃の品と思われます。 長めなピンの様子も、いかにも当時のブローチの特徴と言ってよいでしょう。

表面のアイビー装飾には、ローズゴールドとイエローゴールドが使われていて綺麗です。 基盤上面のロールドゴールも数えると、全体で三種類のゴールド装飾がゴージャスな雰囲気で惹かれます。 中央のアイビーはローズゴールド装飾で、左右四つの小さなアイビーはイエローゴールドが効いています。 

9カラットゴールドは金含有量が37.5%の合金ですが、金以外に銅を多く含む場合には、その色あいは赤みがかかっていて、イギリスではローズゴールドとも呼ばれます。 英国にはバラの花が好きな人たちが多いので、ゴールドアクセサリーでもローズゴールドが好まれるのでは?と思えます。 金純度の高いイエローゴールドよりも温かみがあるローズゴールドは、ベリーブリティッシュな装飾素材なのです。

19世紀後半からしばらく、ヴィクトリアンやエドワーディアンのイギリスでは、植物を好む自然主義的傾向が顕著でした。 バルコニーやガーデンファーニチャーに絡まるアイビーが好まれたり、あるいはコンサバトリーでの観葉植物や薬草の栽培もガーデニングの延長として流行ったのです。

ヴィクトリアン ローズ&イエロー ロールドゴールド 象嵌細工 アイビーモチーフ ブローチ(英国 アンティーク シルバー 英吉利物屋)

ヴィクトリアン ローズ&イエロー ロールドゴールド 象嵌細工 アイビーモチーフ ブローチ(英国 アンティーク シルバー 英吉利物屋)


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