英国 アンティーク 英吉利物屋 トップ(取り扱い一覧)へ 新着品物 一覧へ アンティーク情報記事 一覧へ 英吉利物屋ご紹介へ

No. 19139 1/2 パイント エルキントン シルバープレート カップ
高さ 7.6cm、重さ 202g、底面直径 7.2cm、上面開口部の直径 6.6cm、容量 ハーフ パイント= 285 ml、エルキントン作、九千八百円

ハーフ パイント エルキントン製のシルバープレート カップです。 容量は1/2 パイント = 285 ml となります。 素材は厚めで質感があり、すべてしっかり出来たところが好ましく、お奨めできるカップと思います。

イギリスのパブでビールを注文するときには、パイントか、その半分サイズのハーフ パイントで注文します。 写真の品はそのハーフ パイント用ということになります。 

なんといっても、英国シルバープレート品にあって、エルキントンはビックネームなので、贔屓目もあるかも知れませんが、底面のメーカーズマークも格調高く、やはりシルバープレートの仕上がりもよいですし、メーカーのよさを感じます。

写真三番目に見えるように、裏面にはエルキントンのメーカーズマークや、「SILVER PLATED」の刻印、そして「ENGLAND」の刻印が見えます。

写真二番目では「1/2 PINT」表示が見えますが、これは容量が 1/2 パイント=285mlであることを示しています。 容量がハーフ パイントを意識して作られているところなど、英国風を感じさせてくれるカップと思います。 また、手にしてみると頑丈に出来ていることが感じられて好ましく、このあたりも英国風と言えましょう。

ちなみにパイントとは、イギリスのポンド・ヤード法における容量の単位で、1パイント=570ml となります。 日本ではなじみのない単位ですが、イギリスでは今でも一般で、例えばパブへ行ってビールを注文するとき、「a pint of beer」とか「half pint」と注文することになります。

余談ながら、イギリスのパブは「The Wicked Lady」のように人里離れた一軒パブも多いので、お酒を飲みに車で出かけることになります。 これはイギリス社会における昔からの慣行なので、お酒を飲んだら車を運転してはダメという定めになっていません。 ドリンク ドライブ リミットというのがあって、ざっくりビール2パイントまでなら飲んで運転してもOKとのこと。

ただ、これはアルコールを早く分解する体質のイギリス人向けの基準であって、私などはビール2パイント=1140ml も飲んだら、仮に運転していいよと言われても、とても運転する気にはなれません。

なお、エルキントンについては、以下もご参考ください。

31. 『Punch:1873年2月22日号』 ヴィクトリアンの英国を伝える週刊新聞 
アンティークな新聞の広告欄から、ヴィクトリアン中期の時代の雰囲気を感じてみたいと思います。 エルキントンの新聞広告も見つけましたので、ご紹介しています。

1/2 パイント エルキントン シルバープレート カップ





イギリス アンティーク 英吉利物屋 トップ(取り扱い一覧)へ 新着品物 一覧へ アンティーク情報記事 一覧へ 英吉利物屋ご紹介へ