英国 アンティーク 英吉利物屋 トップ(取り扱い一覧)へ 新着品物 一覧へ アンティーク情報記事 一覧へ 英吉利物屋ご紹介へ
No. 19124 英国を知るアンティークの参考書
: 『Mr. Punch in Mayfair』、 with 241 Illustrations
& Frontispiece in Colours (The New Punch
Library シリーズ)
縦 20.4cm、横 16.2cm、厚さ 2.4cm、重さ 672g、ページ数
240ページ、布張り装丁本、1935年 London、The
Educational Book Company Ltd刊、Made and
Printed in Great Brieain by R & R Clark
Ltd Edinburgh、一万二千円
英国を知るアンティークの参考書として、お薦めしたい一冊です。
写真一番目、緑色の布地カバー部分にトレードマークになっている
Mr. Punchのシルエットが見えます。 15603 Mr. Punch ティーキャディー スプーンについているパンチ氏と同じものです。
このパンチ素描画集は、1930年代に出版された全二十巻シリーズのうちの一冊です。 題名にあるMayfairというのは、ロンドンで最もポッシュな界隈を指しています。 つまり、この巻の内容は、1900年頃から1930年代までのイギリス社交界の様子を伝える第一級資料というわけです。
メイフェアはロンドン地下鉄の駅でいうと、オックスフォード
サーカス、ピカデリー サーカス、ハイドパーク
コーナー、そしてマーブル アーチで囲まれた四角形の区域です。 通りの名前で言えば、オックスフォード、リージェント、ピカデリーの三大ストリートに囲まれたこの辺りは、華やかなロンドンを象徴する一角。 有名ブランド店や老舗、デパートなどが集まり、国内のみならず海外からも観光客が集まるロンドンの一大繁華街になります。
ただ、メイフェアの少し奥に足を踏み入れると、今でも居住用の建物も多くて、その昔は閑静な高級居住区であった面影は十分に残っています。 三大ストリートの賑わいから離れて、少し奥まったメイフェアは、昔も今もロンドン社交界の中心であり続けています。
イラストで描かれている英国事情は、見ていて興味が持ちやすいと思います。 当時のファッションなどを含めた社会の様子が分かるのも、アンティーク ファンには嬉しいところです。 楽しめる一冊になっているのはお薦めポイントと思います。
布張り装丁のしっかりした本です。 読み物もありますが、全ページにわたってパンチのイラストだらけで、合計で240ページの中に241のイラストが含まれており、見ごたえがあります。 パンチとしてはオーソドックスな風刺から、当時の服装など分かる多岐なイラストが特徴で、昔のイギリスがまるごと分かり、見て楽しめる本は嬉しいものです。
ヴィクトリアン終り頃からエドワーディアン、そして1930年代初め頃までのイギリスが見ていけるアンティークな資料です。 この本は英国アンティーク研究のありかたの一つとしてお勧めしたいと思います。
パンチはイギリスのユーモアを集約していると言われます。 以下にありますいくつかイラストと解説で、イギリス流のユーモアやウィットの一端を味わってください。
英国アンティーク情報欄にあります「31. 『Punch:1873年2月22日号』 ヴィクトリアンの英国を伝える週刊新聞」の解説記事もご参考ください。 また、パンチ素描画集の全巻についてはこちらをご覧ください。
イギリス人と話していると、ウィットの効いた切り替えしが上手いなあと思うことがしばしば。
上の会話なども、参考にしたいところです。
やはり当時の社交といったら、カードゲームのブリッジ。 以下もご参考ください。
スターリングシルバー MADE IN ENGLAND 回転式シャープペンシル
1930年代の自動車が背景に見えていて、興味を惹かれます。
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