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No. 18566 ピアストワーク アイボリー ペンダントヘッド
長径(丸留め具部分含まず) 6.1cm、最大幅 3.8cm、最大厚み 3mm、留め具の長さ 1.7cm、一万三千五百円

アイボリー素材に糸鋸を使った手仕事で、美しいピアストワークが施してあります。 マグニファイイング グラスで見てみると、透かしの断面には細やかに糸鋸を引いたギザギザ跡が残っているのが分かります。 留め具もアイボリーで、留め具下部に切れ目がありますが、これは継ぎ目であって、壊れではありません。

茎に見られる棘(とげ)や葉っぱの様子、そして蔓(つる)のように曲がりくねった茎の感じからみて、ブラックベリーのピアストワークでしょう。 

ブラックベリーはバラ科のキイチゴで、イギリスで野歩きをしていると、ごく普通に見られます。 フィールドで見つけて、食べ頃になっていれば、その場でピックしていくつか食べてみますが、思えば、こういうことも野歩きの楽しみのように思います。 イチゴ狩り園に行くと、ストロベリー畑の他にラズベリーやブラックベリー畑も一緒にあって、いろいろなベリー類のピックを楽しめる趣向になっているところもあります。 ブラックベリーの実はまず赤くなってから、次に深紫色になり、色が濃くなったら食べ頃です。

そういえば、野歩きの知恵みたいなことで、「九月も半ばを過ぎたら、ブラックベリーは採ってはいけない。デビルが悪戯をしているからさ。」というのがあります。 イギリスの夏から秋は短いので、その頃にはもう時期はずれという意味かと思います。




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