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No. 18530 トリニティー モチーフ フロント&バック 9カラット ローズゴールド クロス
縦の長さ(留め具含まず) 3.4cm、横の長さ 2.3cm、厚み 1.5mm、11,800円

このクロスは表と裏に9カラットゴールドの薄板を被せた作りで、「フロント&バック 9カラットゴールド」と呼ばれる素材で出来ています。 写真二番目のように裏面にはメーカーズマークがあります。

デートレター等のホールマークが無いので年代特定が難しいのですが、フロント&バック 9カラットゴールドという素材やモチーフや全体のつくりからみて、ヴィクトリアン後期からエドワーディアン頃の品と思われます。

プレーンなクロスながら、ローズゴールドの色合いを楽しむにはいい感じのクロスで、Trinity モチーフも興味深いことから気に入っています。 厚みがあって、持った感じがしっかり出来ているところも英国風と感じます。 

9カラットゴールドは金含有量が37.5%の合金ですが、金以外には銅を多く含む場合には、その色あいは赤みがかかっていて、イギリスではローズゴールドと呼ばれます。 英国にはバラの花が好きな人たちが多いので、ゴールドにおいてもローズゴールドが好まれるのでは?と思えます。 金純度の高いイエローゴールドよりも、温かみがあってVery Britishな装飾素材と思います。


トリニティーとは、「the Father, the Son and the Holy Spirit(父なる神、子なるイエス・キリスト、そして聖霊)」の三者が一体であるとする三位一体説のことで、クロスに見える三つのこぶが三者をあらわしているというわけです。 

オックスフォードやケンブリッジの大学に行きますと、キングス カレッジやクイーンズ カレッジなどの名前に加えて、トリニティー カレッジもおなじみです。 トリニティーという概念は、昔から重要な役割を果たして来たことがうかがい知れます。

『私はキリスト教の信仰者ではありませんが、何故かクロスにとても惹かれます。』というお便りをいただきました。 

英吉利物屋ではアンティークのクロスを扱っておりますので、関心のある方から、そういうお話があるのは珍しいことではないかも知れません。 けれども、クロスに惹かれるという話はこれが初めてというわけでなく、多くの方からお聞きしてきましたし、私もそう感じることがあるので、なぜだろうかと考えたくなるのです。

英国アンティーク情報欄にあります「40. 何故かクロスにとても惹かれます。 その理由を英吉利物屋風に考えてみました。」もご覧いただければ幸いです。

トリニティー モチーフ フロント&バック 9カラット ローズゴールド クロス


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