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No. 18495 I want to see the dear old home again (1) アンティーク ポストカード(未使用)
横の長さ 8.8cm、縦の長さ 13.9cm、Bamforth & Co Ltd作、Printed in England、1910年代の英国製、一千円

未使用品で切手や消印から製作年を推定することは出来ませんが、1914年から1919年までの第一次大戦中に作られたポストカードで間違いないでしょう。 

三枚セットの連作ものになります。 連作 No.2 の説明も ご参考ください。

Bamforth & Co Ltdという英国のカードメーカーが製作したシリーズ物の一枚ですが、テーマは「戦争中だけれども、早く帰りたいなあ。」というもので、当時の世相やイギリスという国のあり方を示すアンティークな資料と思います。

当時の時代状況を踏まえて、それでもこのカードが発行できる国の底力が見えて興味深きものでした。

かつての日露戦争や太平洋戦争といった日本の戦争中であったら、厭戦気分を煽るようなこんな品はご法度だったと思います。 根性や精神論で戦争は勝てるものではなくて、何をしても勝つ国は勝つということを示しているようでもあります。

つい先日の新聞に、第一次世界大戦をイギリス軍として戦った最後の人が亡くなったという記事がありました。 110歳だったそうです。 年月が経って歴史の生き証人が消えていくということは寂しいことであります。 そういうなかで昔の品物は残っているということが、無常といいましょうか、不思議な感慨があります。

I want to see the dear old home again (1) アンティーク ポストカード(未使用)


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