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No. 18419 ヴィクトリアン or エドワーディアン ウェーブ パターン ハンドエングレービング 9CT GOLD FRONT クロス
クロス本体部分の縦 2.2cm、横 1.7cm、厚み 1mm、留め具を含む長さ 3.3cm、ヴィクトリアン後期からエドワーディアン頃の英国製、一万二千五百円

ベースメタルの表側に9カラット ゴールドの薄板を被せた作りで、「9カラット ゴールド フロント」と呼ばれる素材で出来ています。 裏面には『9CT GOLD FRONT』の刻印があります。

波模様の基本デザインは、深めなタッチで彫られています。 その背景に色合いが濃く見える部分も微細な彫刻で影を付けた細工です。 彫刻のモチーフはウェーブパターンになります。 波模様モチーフには、Continuation(続いていくこと)や Eternity(永遠)という意味合いが象徴されており、ヴィクトリアンからエドワーディアンの頃に好まれたクリスチャンモチーフのデザインです。

渦巻き様のウェーブパターンの背景に影のように見える部分は、1ミリ間隔に何本もの彫刻線を引いて影を付けていった細工です。 写真では解像力不足でよくご覧いただけないのが残念ですが、マグニファイイング グラスで鑑賞いただくと当時の限界的な手仕事のレベルの高さに驚かれると思います。 

手彫りの彫刻テクニックの水準はかなり高いと思います。 それがほぼ全面にわたって施されているわけで、時間と手間のかかったアンティークであるといってよいでしょう。 『9CT GOLD FRONT』というアンティークな素材に加えて、ルーペで詳しく彫りの様子を観察してみると、かなりの時を経たクロスであることが窺い知れる品です。

彫りの跡から彫刻刀を振るった向きまでもが窺い知れ、銀金職人さんの息遣いが伝わってくるところにも惹かれるアンティークであって、身に着けるにつけ、愛着が増すクロスと思います。 ハンドエングレービングの様子から、ヴィクトリアン後期からエドワーディアンの手仕事であることを、品物自らがおのずと知らせてくれる。 そういうタイプのアンティーク クロスになります。 

ヴィクトリアン or エドワーディアン ウェーブ パターン ハンドエングレービング 9CT GOLD FRONT クロス


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