英国 アンティーク 英吉利物屋 トップ(取り扱い一覧)へ 新着品物 一覧へ アンティーク情報記事 一覧へ 英吉利物屋ご紹介へ

No. 18333 スターリングシルバー ハンドル ヴィクトリアン フォーク
長さ 18.2cm、最大幅 1.9cm、重さ 33g、シルバーハンドルの最大幅 1.7cm、シルバーハンドルの最大厚み 1.1cm、1900年 シェフィールド、六千五百円

とてもコンディションがよろしいスターリング シルバー ハンドルのヴィクトリアン フォークです。 写真二番目に見えるように、ハンドルの表側にはメーカーズマーク、シェフィールド アセイオフィスの王冠マーク、スターリングシルバーを示すライオンパサント、そして1900年のデートレターが刻印されています。 ハンドル裏面にも写真四番目のように、スターリングシルバーを示すライオンパサントと、1900年のデートレターが刻印されており丁寧です。 

四本タインの部分はシルバーでないと思いますが、タイン先端部に磨耗が感じられず、あまり使われることなく現在に到っているものでしょう、コンディション良好なヴィクトリアン アンティークであることはポイントです。 四本タイン手前の傾斜部分には、フラワーデザインのエングレービングと、三方向に向かうリボン飾りと言いましょうか、紐状飾りが効いていて可愛らしくもあります。 

タイン部とハンドル部の取り付けもしっかりで、安心感があるのもよいでしょう。

ハンドル部分のパターンはキングスパターンと呼ばれ、柄先のシェルデザインが重要なメルクマールとなります。 このモチーフは、もともとは12世紀にスペインの聖地 St.ジェイムス オブ コンポステラへ向かう巡礼者たちが、彼の紋章であったシェルを身につけて旅したことから、クリスチャンシンボルとして、シェルが取り入れられていったのが始まりです。 15世紀以降はセラミックスやシルバーの分野で、このシェルモチーフが繰り返し取り上げられて今日に至っています。

写真のアンティークが作られたのは、今から百十年前のことで、ヴィクトリア時代最後の年にあたっています。 ぎりぎりセーフでヴィクトリアン アンティークという古さも魅力と思います。 このヴィクトリアーナが作られた時代の背景については、英国アンティーク情報欄にあります「14.Still Victorian」や「31. 『Punch:1873年2月22日号』 ヴィクトリアンの英国を伝える週刊新聞」の解説記事もご参考ください。

スターリングシルバー ハンドル ヴィクトリアン フォーク



裏面の様子


柄の裏面の様子

イギリス アンティーク 英吉利物屋 トップ(取り扱い一覧)へ 新着品物 一覧へ アンティーク情報記事 一覧へ 英吉利物屋ご紹介へ