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No. 18180 アイビー モチーフ 9カラット ロールド ゴールド リング
リング内径 1.75cm、リング外径 1.95cm、丸飾りの直径 1.05cm、リングの帯幅 0.6cm、一万四千五百円

アイビーの蔦と葉っぱのレリーフが、ぐるっとひとまわりした、9カラット ロールド ゴールド リングです。 丸飾り部分に見られるハンドエングレービングは繊細で優美な細工で、ルーペでご覧いただくと、ロールドゴールドの構造がが分かるのも楽しいです。

写真三番目に見えるように、丸飾りとリング本体は片側溶接となっています。 これによって、リングを身につけたときに、柔軟な装着が可能になっているのもよいでしょう。

Rolled Goldとはベースメタルに9金や18金の薄金板を重ねた構造の素材で、ヴィクトリアン後期からエドワーディアン頃の英国で流行ったアンティークな素材です。 カラット数は表示はありませんが、イギリスでは一番多く見かける9カラット ゴールドでありましょう。

9カラットゴールドは金含有量が37.5%の合金ですが、金以外には銅を多く含む場合には、その色あいは赤みがかかっていて、イギリスではローズゴールドと呼ばれます。 英国にはバラの花が好きな人たちが多いので、ゴールドにおいてもローズゴールドが好まれるのでは?と思えます。 金純度の高いイエローゴールドよりも、温かみがあってVery Britishな装飾素材と思います。

19世紀後半からしばらく、ヴィクトリアンやエドワーディアンのイギリスでは、植物を好む自然主義的傾向が顕著でした。 バルコニーやガーデンファーニチャーに絡まるアイビーが好まれ、稠密かつ精巧なナチュラルデザインとしてファーン(シダ)が好まれました。 あるいはコンサバトリーでの観葉植物や薬草の栽培もガーデニングの延長として流行ったのです。

アイビーは蔦がしっかりと絡まることから、Fidelity(忠実ないしは誠実)、Friendship(友情)、あるいはMarriage(結婚)を象徴するモチーフとされます。 そしていつも緑であることから、Immortality(不滅)や Eternal Life(永遠の魂)を表すクリスチャンモチーフともなっています。

アイビー モチーフ 9カラット ロールド ゴールド リング







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