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No. 17178 お一人様用 エルキントン シルバープレート ティー or コーヒー ポット SOLD
高さ 12.5cm、重さ 298g、底面直径 7.2cm、ハンドルの先から注ぎ口までの長さ 12.8cm、1923年 エルキントン作、容量 1/2パイント=280ml、SOLD

エルキントン製のシルバープレート ティー or コーヒー ポットです。 

裏面に見えるのが、エルキントンのメーカーズマークと、1923年作を示すデートレターです。 楯状刻印の中に「E & Co」とあって、エルキントンのメーカーズマークになります。 その後の三つも、こんどは字体を変えて三つ合わせて「E & Co」で、これらもエルキントンのメーカーズマークです。 その下には「ELKINGTON PLATE」の表記が見えます。

下の方に見えるのが、1923年作であることを示す「L」刻印で、これはエルキントン独自のデートレター システムによっています。 シルバープレートの品においては、その大半が、もっと言えばおそらく99%以上の品では、製作年を特定することは出来ません。 エルキントンの品であっても、デートレターのある場合と、ない場合があります。

そうした事情の中で、1923年作と特定できる写真のティー or コーヒー ポットは、アンティークとしてめったにない優れた特徴を有していると言えましょう。 

英国でアンティークという言葉を厳密な意味で使うと、百年以上の時を経た品物を指します、そして百年もので素晴らしいアンティークはそうはないものです。 ハ真のポットは正式な‘アンティーク’の仲間入りを果たすまで、あと十年ほど、節目の百年が見えてきております。 気に入った古いものを使っていくうちに、さらに時を経ていくことはコレクターの喜びとも言え、このシルバープレート アンティークにはそんな楽しみ方もあると思うのです。

ハ真五番目にあるように、「1/2 P」の表ヲがあり、容量が1/2パイント = 280ml であることを示しています。 かなり小さなポットで、これは珍しいと思います。 ティーやコーヒーがお好きな方でしたら、書斎の机にこのポットを置いて、d魔笊ラ強をしながら毎日親しめる品というのはよいでしょう。 小振りな品ながら、可愛らしくて、日常使いに欠かせないポットになろうかと思います。

ただ、そもそもティーカップ一杯分のお茶を飲むのに、小さなティーポットが必要なのかと思われるかも知れません。 しかし、タ際の使ってみると、やはり楽しいもので、お茶の時間が待ち遠しくなると言いましょうか、暮らしの中で楽しみが増えると感じます。

また、こういう品が今に残っていることから、今から一世紀ほど前のイギリスで、「1/2 P」サイズの小振りポットが使われていたんだなあと、あらためて分かり、アンティーク ファンとしてはとても興味深いところです。

なんといっても、英国シルバープレート品にあって、エルキントンはビックネームなので、聘屓目もあるかも知れませんが、底面のメーカーズマークも格調高く、やはりシルバープレートの仕上がりもよいですし、メーカーのよさを感じます。 

エルキントンについては、英国アンティーク情報欄にあります「10. エルキントンミのシルバープレート技術と明治新政府の岩倉g節団」や「31. ヴィクトリアンの英国を伝える週刊新聞」の解説記魔烽イ参考ください。

ハ真一番目でボディ中央に見えるのは飾り文字の装飾で「AWD」がデザイン化された彫刻です。 ちょっと見た感じでは、日本で言うところの「五三の桐」とか、家紋のようにも見えます。

素材は厚めで質感があり、そうは言っても、小振りなのでお一人用ポットとして扱いやすい。 ハンドル、蝶番、つまみ、すべてしっかり出来たところも好ましく、お奨めできるスモールポットと思います。

ちなみにパイントとは、イギリスのポンド・ヤード法における容量の単位で、1パイント=570ml となります。 日本ではなじみのない単位ですが、イギリスでは今でも一般で、例えばパブへ行ってビールを注文するとき、「a pint of beer」とか「half pint」と注文することになります。

余談ながら、イギリスのパブは「The Wicked Lady」のように人里離れた一軒パブも多いので、お酒を飲みに車で出かけることになります。 これはイギリスミ会における昔からの慣行なので、お酒を飲んだら車を運転してはダメという定めになっていません。 ドリンク ドライブ リミットというのがあって、ざっくりビール2パイントまでなら飲んで運転してもOKとのこと。

お一人様用 エルキントン シルバープレート ティー or コーヒー ポット










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