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No. 16153 ローズ ロールド ゴールド ヴィクトリアン ロケット
楕円の長径 2.7cm、留め具を含む縦長 3.3cm、楕円の短径 2.0cm、最大厚み 5.5mm、ヴィクトリアン後期の英国製、一万二千五百円

手彫りの彫刻は繊細でレベルが高く、ヴィクトリアンの職人技を感じます。

ロールド ゴールドはベースメタルに9金や18金の薄金板を重ねた構造の素材で、ヴィクトリアン後期の英国で流行ったアンティークな素材です。 カラット表示はありませんが、イギリスでは一番多く見かける9カラット ゴールドでありましょう。

9カラットゴールドは金含有量が37.5%の合金で、金以外には銅を多く含むものは、その色あいは赤みがかかっていて、イギリスではローズゴールドとも呼ばれます。 英国にはバラの花が好きな人たちが多いので、ゴールドアクセサリーでもローズゴールドが好まれるのでは?と思えます。 ローズゴールドはVery Britishな装飾素材なのです。 いわゆる黄金色ではありませんが、ゴールドの気品を保ちながら温かみのある色合いなので、私はローズゴールドが好きです。

エングレービングも繊細で美しく、素材と彫刻の様子からみて、ヴィクトリア時代後半の作で間違いないでしょう。 古いアンティークで新品同様とはまいりませんが、十分に美しいヴィクトリアン アンティークと思います。

ローズ ロールド ゴールド ヴィクトリアン ロケット





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