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No. 15470 Royal Navy MIZPAH ヴィクトリアン ピンチバック ブローチ
横の長さ 3.4cm、縦の長さ 2.0cm、ハートの厚み 1mm弱、ピンの長さ 2.9cm、重さ 5g、ヴィクトリアン後期の英国製、七千八百円

今から百年以上前のヴィクトリアン後期に作られたダブルハートのピンチバック ブローチで、左のハートにはRoyal Navyとアンカー、そして右のハートには「The Lord watch between me and thee(you), when we are absent one from another. 」のMIZPAH メッセージが刻まれています。

MIZPAHと聞いても現代の人にはちょっとピンと来ない方の方が多いと思うのですが、19世紀後半のヴィクトリアンの人たちの間では、ほとんど誰もが知っている事柄でありました。

というのは、このモットー&メッセージは旧約聖書Genesis(創世記)の一節でありますが、恋人たちの間でお互いの愛が末永く続きますようにと、MIZPAH ブローチをプレゼントしあうことが、19世紀の終わり頃にとても流行ったことが背景にあるのです。

ブローチの素材はピンチバックと呼ばれるアンティークな素材です。 この素材は銅と亜鉛の合金で、ゴールドの色あいをもたらすジュエリー素材として、ヴィクトリアンの英国で好まれてしばしば使われました。 元々は1720年ごろにロンドンの時計メーカーであったクリストファー ピンチバックという人が発明したことから、ピンチバックの名で呼ばれるようになったのでした。




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